今回は、中村 誠さんの書籍『夢をかなえる失敗学』に書かれている知識を紹介していこうと思います。この書籍の帯には「失敗は最高の資産!」と書かれており、表紙には「失敗すればするほど成功できるビジネスの法則」と書かれていることから、失敗は絶対に必要だということが読み取れます。それでは、『夢をかなえる失敗学』に書かれている知識を紹介していきます。
『夢をかなえる失敗学』の知見
失敗について
失敗は確かにつらいし、僕も日々、しんどいと思うことがいっぱいあります。でも失敗するからこそ人は前に進めるのです。そして失敗をひとつひとつ潰していけば、その先には成功しかありません。人生は失敗したときこそチャンスなのです。
夢をかなえる失敗学
失敗したときの気の持ちようによっては、成功に進むことができるのだと思いました。前までの自分は「失敗した~、もう無理だ~」と思っていましたが、この書籍を読んでからは「失敗した~、でも成功できるかも」と思えるようになりました。失敗した理由を深く考えることで、また同じ場面に出くわしたとき失敗をしなければ良いだけですからね。かつ前以上にパフォーマンスを上げられれば成功と言える気がしました。
外注費を決める際
外注費は「この仕事はこのぐらいの仕事量だから○○円」という組み立て方をしてはダメです。「この仕事でいくら残したい」という自分の取り分をまず決めて、そこから逆算して外注費はいくらという組み立て方をしないといけないのです。
夢をかなえる失敗学
誰かにお金を払うときの組み立て方として、「仕事量に対しての○○円」ではなく「この仕事での利益は○○円残したいから、○○円は払っても大丈夫かな」と思うことが重要なのだと思いました。人は人に優しくしてしまいがちな生き物ですが、自分が生き残るためにもまずは「この仕事の利益確定」をさせておくことを念頭に置くべきだと思いました。そして利益を超えた分を払えれば良いと感じました。
売上を上げるには
新しいクライアントを開拓するよりも、目の前のクライアントの満足度を高めたほうが最終的に売上は上がるのです。
夢をかなえる失敗学
売上を上げるために、「顧客を増やす」という考えの人が多くいますが、ここでは「目の前のクライアントの満足度を高める」ことが売上の向上に繋がると書かれていました。実際この通りで、顧客を増やすことで売上が上がるとしても、満足度が低ければ継続的に仕事をできなくなる可能性もありますからね。持続的にお金を発生させるためにも、満足度は欠かせない事項だと思いました。
金額に比例する期待値
2,000円の福袋と、10万円の福袋では期待値がまったく違います。2,000円ならそれほどいいものが入っていなくても「まあこんなものかな」と思えるけれど、10万円払ったらかなりすごいものが入っていないと満足できないですよね。 ~ 値段が高ければ高いほど、「お客様満足度」を満たすのが難しくなります。
夢をかなえる失敗学
この金額に関する期待値の話、凄く共感できました。ここでは福袋が例に挙げられていましたが、宝くじも言い換えられる気がしました。もしかすると数億円が当たるかもしれない、という期待から宝くじを買いに来るお客さんが沢山いる。期待値の大きなものに多額なお金を払っているからこそ、その見返りがあまり良くないものだと悪評も出てくるのかなと思ってしまいました。
確実に成功するために
最初は途方もない道のりにしか思えなかったけれど、「1個ずつ確実に」潰していけば、必ず道は開けていくものです。事業の挽回策から学んだことがワインの勉強にも役立ちました。
夢をかなえる失敗学
これに関しては、学生が読むべき箇所ではないだろうかと思いました。宿題を溜めて溜めて、未来の自分を苦しめている人がいるのではないでしょうか。まずは「1個ずつ確実に」潰していくことが大事という考えは何かと当てはまる場面が多いように感じました。著者さんはワインの勉強の際に役立ったと言っており、こうした経験値から生まれる言葉に無駄はないよな~と感じました。
さいごに
今回は、中村 誠さんの書籍『夢をかなえる失敗学』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。一概に「失敗」=「ダメなもの」と捉えがちですが、「失敗」=「成功の元」と思えるだけでも人生が明るくなるように思いました。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。