今回は、『ジャック・マーの生声』に書かれている知識を紹介していこうと思います。この書籍は、アリババグループを創業し、教師から中国一の富豪になったジャック・マーさんについての名言を知ることができます。色々な本人の言葉だからこそ、響くものがあるのかなと思います。『ウォーレン・バフェットの生声』や『イーロン・マスクの生声』などシリーズものもあるので、併せて見てみてください。では、書かれている知識を紹介していきます。
『ジャック・マーの生声』の知識
価値提供の考え
投資家たちは、あなたの会社の製品は素晴らしいとほめちぎるかもしれないが、ユーザーがあなたの会社の製品は無価値で役に立たないと言えば、あなたは瞬間的に地面に叩きつけられるだろう。 ~~ 「どうやって金を儲けようかなんて話はするな。どうしたら顧客に価値を提供できるかという話をしてくれ」と。
ジャック・マーの生声
投資家たちの意見だけを聞き、気持ちよくなるのではなく、実際に使用をするユーザーからの意見に耳を貸すべきだと思いました。投資家はあくまでお金を出資する人なので、そりゃ良く言うのは当たり前です。それよりも、商品に対しての意見を持つユーザーの言葉をたくさん聞き、改善点はどこか、欠点はどこか、を探すべきだと思いました。顧客に価値を提供できなければ、意味がないですからね。
大切にすべきこと
中国企業は、団結心を大切にしなくてはならない。チームワークから、よい協力が生まれる。自分がみんなの上に立つ、ただ1人のヒーローになったつもりでいると、あとで必ず、困ったことになる。
ジャック・マーの生声
ここでは「中国企業は」と書かれていましたが、どの企業にも当てはまるものなように感じました。”自分がこの会社に貢献している”と思う人がいる限りは、その会社は中々発展しないのかなと思います。それよりかは、”皆さんがいてくれたおかげです”というような謙虚な気持ちで働いている人がたくさんいる会社のほうが価値もあるように感じました。どれだけ周りを見られるか、が大事なように思いました。
企業が発展するために
21世紀、企業が発展するために最も必要なものは何だと思う? それは、社員だ。社員には敬意を持って接しよう。そうすれば、会社の士気は大いに上がる。社員の満足度はその会社の前途に直結している。
ジャック・マーの生声
21世紀に、企業を発展させるためには社員に目を向けるべきとのこと。会社単体での発展することは不可能で、そこにいる社員がどれだけやる気があるのかが大事だからなのかなと思いました。福利厚生なんかも手厚くする理由として、そういった理由も含まれているのかなと思いました。「社員の満足度は ~ 会社の前途に直結」という言葉は、これからも語り継がれる名言になるように感じました。
世界を変えたい
ずっと昔、私は世界を変えたいと思っていました。いまでは、世界を変えたければ、まずは自分を変えなければならないと思っています。自分を変えることは、世界を変えることよりも、もっと重要なことだし、もっと簡単なことです。それから、私は世界をいまよりちょっぴりよくしたいと思っています。
ジャック・マーの生声
「世界を変えたい」と思うことは素晴らしいことですが、そもそもの話として「自分を変えてみては?」というように感じました。世界を変えるための自分が今の自分か、を考えさせられるものでした。今の自分では到底無理なことをしてみようと思っているのであれば、まずは自分を変えることに焦点を置くべきだと思いました。世界を変える、という考えよりも、世界をちょっぴりよくしたいと思うように変わったことも、ジャック・マーさん自身が変わったからなのかなと思うと、人は自分が変わると思考も変わるんだなと思いました。
頭のよさと賢さ
頭のよさと賢さの違いは何でしょう? 頭のいい人たちは、自分が何を欲しがっているか、よく分かっています。賢い人たちは、自分が何を欲しがっていないか、よく分かっています。
ジャック・マーの生声
頭のよさと賢さについての、それぞれの特徴が書かれていました。頭のいい人は「欲しいもの」を理解していて、賢い人は「欲しくないもの」を理解しているみたいです。自分は断然、欲しくないものを考えているので賢い部類に入るのかなと思いました。欲しいものを手に入れるため貪欲に突き進む人が頭のいい人、欲しくないものを手に入れないままにするため道を避けて選ぶのが賢い人のようです。
さいごに
今回は、『ジャック・マーの生声』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。