名言

白石 一文『君がいないと小説は書けない』の名言|新鮮な観察対象

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今回は、白石 一文さんの書籍『君がいないと小説は書けない』に書かれている名言を紹介していこうと思います。Amazonの説明欄に「不意に頭に浮かんだのは彼女の顔だった。あの人と一緒のベッドで寝ることができれば、きっとぐっすり眠れるに違いない -- そして二十年の歳月が過ぎても、私にとって彼女はいまだに新鮮な観察対象なのだ」とあり、君の存在が大事だということが分かりますよね。それでは名言を紹介していきます。

『君がいないと小説は書けない』の名言集

ある特定の人物にだけ

私たちの首には生まれながらに一台の双眼鏡が掛けられていて、私たちはそれを使って周囲の人々の心を覗き込む。この双眼鏡は非常に使い勝手が悪く、たいがいの像はピンボケのままなのだが、ある特定の人物に対してだけは、なぜか一瞬でピントが合って、相手の奥深い部分まできれいに映し出してくれる。

君がいないと小説は書けない

「ある特定の人物に対してだけは、なぜか一瞬でピントが合って、相手の奥深い部分まできれいに映し出してくれる」という言葉、凄く綺麗な文脈ですよね。おそらく、この特定の人物というのは”君”に該当すると思いますが、これを自分に当てはめてみても、思い浮かぶ人がいて考えさせられました。自分にとってのその人が、大事な人になるんだろうなと思えました。

猫と人間は、違う

猫は人間と違うんです。最後の最後まで生きようとする。彼らは決してあきらめません。もうこのへんで死んでもいい、その方がきっと楽に違いない、なんて絶対に思わない。

君がいないと小説は書けない

自分も凄く猫が好きで、よく猫についていくことがあるのですが、あの子達はどこまでも行ってしまうんですよね。死を恐れていないというか、死ぬ気がないというか、そもそも死にたいと思ったことがないんだろうなと感じました。人間のいる世界はあまりにも死が恐ろしく、選択するのは哀れなことだと思われていますが、その辺が良くないんだろうなと思いました。猫、になりたい。

俺たちは配達員

俺たちは他人の心の中に自分という手紙を配って歩く配達人にすぎないのかもしれんなあ。配達人が郵便受けに差し込む手紙の中身を知らないように、俺たちも自分がどんな人間なのかちっとも知らずに、それをまるごと人に預けてるだけなのかもしれん。 

君がいないと小説は書けない

配達人という役割は凄く大事なもので、いなければ人の思いは伝わらないと思いました。ただ、配達人は思いを伝えるだけであり、中身を知る由はないということで、ちょっと避けられているように感じるのかもなと思いました。自分がどんな人間で、どんなことを本当は願っているのか分かり得ないというところはまだ、人類の謎になる気がしました。

非常に厄介なもの

私たちの人生は、神も仏もないと断言できるようには決してできていない。そこがまた非常に厄介なのだ。

君がいないと小説は書けない

人生は、神や仏が断言できるほど綺麗ではないということなのでしょう。急に曲がってしまったり、伸びてしまったり、縮んでしまったり、誰も想像がつかないからこそ人生なのだと思いました。そこが非常に厄介だと書かれていますが、そこさえも愛することができれば人生をちょっと楽しめるのかと感じました。厄介なものこそ、実は飼い慣らせば大切なものになるんだと思いました。

さいごに

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今回は、白石 一文さんの書籍『君がいないと小説は書けない』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。自分は「君がいないと小説は書けない」というタイトルに惹かれて見たのですが、同じ人はいないものかと思いました。君がいるから自分はしたいことをできると思えました。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。

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