知識

宇野 常寛『水曜日は働かない』で得た知見|すべて休日に隣接する

※このサイトはAmazonアソシエイトを利用しています。

今回は、宇野 常寛さんの書籍『水曜日は働かない』に書かれている知識を紹介していこうと思います。Amazonの概要欄に「水曜日が休みになると1年365日がすべて休日に隣接する -- その真実に気づいた「僕」は「急ぎすぎ」で「がんばりすぎ」なこの国の人々に提案する」と書かれており、この書籍に書かれていることが社会的に導入されればストレスが減るんじゃないかと思いました。それでは覚えておいたほうがいい知識を紹介していきます。

『水曜日は働かない』の知見

水曜日は働くべきではない

灰色の日常のまんなかに、ぽっかり穴が空いてそこから色鮮やかな世界が垣間見えること。それだけで、世界の見え方はぐっと変わる。だから意外と真剣に僕は全人類に提案したいと思う。水曜日は働かない。いや、水曜日は働くべきではないのだ。

水曜日は働かない

「灰色の日常のまんなかに、ぽっかりと穴が空いてそこから色鮮やかな世界が垣間見えること」という言葉が、「週5勤務のうち、水曜だけを空けてしまえば」に言い換えられるので良いなと思いました。週5で働いて、週2で休む。週5で得た疲れを、一気に週2の休みで取れるわけがないと感じます。そのためには、週5の間も休みにするべきだ、という意見は現実味を帯びているように感じました。

考える力を身につけたい

世の中の速度からは少し距離を置いて、自分の日常の生活をていねいに扱いながら、いやていねいに扱うためにこそちゃんと遠くのことや大きなことをその目で捉えて、考える力を身につけたい。

水曜日は働かない

世の中の速度は、朝早く起きて学校や職場に行き、昼はご飯を食べて、夕方帰宅して、夜眠るという流れですが、まずその流れに疑問を持つことが大事なように感じました。先祖代々から続けられてきた速度が、今の世の中に適しているのかいないのか、自分を考えることが大事だと思います。ひとまず、世の中の速度から少し足を外してみるのも経験に繋がる気がしました。

支持していることには価値がある

みんなが支持していることには価値があるという考えが、この国をとてもつまらなく、窮屈にしている。

水曜日は働かない

これでいえば、アイドルやブランド物、話題曲や話題書が対象となるように思います。みんなが支持しているから価値がある、もっと見られるように努力しよう、という仕事の裏があるように感じました。でも、本当の素敵なものとは、誰にも見られない場所でひっそりと生きているような人や物なのかもしれません。みんなに支持されているから価値がある、という固定概念は捨てるべきだと思いました。

何も生み出さないゲーム

今日もワイドショーとTwitterでは、問題を解決することや、問題自体を問い直すことではなく、どう回答したら他のプレイヤーの歓心を買えるかという基準でしかものを考えられなくなった人々が、何も生み出さないゲームに興じている。

水曜日は働かない

世の中で起きた問題を取り上げる番組やSNSが出てきた中で、”問題を解決するには”ではなく、”他人からの評価を気にしたコメント”が多くなったんじゃないかと感じました。”問題を解決するには”を念頭に置いて取り組むべきところを、”他人からの評価を気にしたコメント”で埋め尽くされてしまっては、何の意味もない場になってしまうという話。周囲が評価ばかりを気にしていても、自分だけは問題に真剣に取り組んでいたいと思えました。

自分が主役になったかのような

夜の街は昼には見せない顔を見せる。昼の街にはない解放感がある。広い道も人気が少なくて、自分が主役になったかのように思える。

水曜日は働かない

昼は人気が多く、自分が歩いても脇役にしかなれなかった道を、夜歩いてみると、まるで主役になったかのように思える瞬間があります。人が多いか少ないかの違いなのかもしれないですが、夜ってだけで何だか強くなれるのも実際あるあるだと思います。昼の楽しげさはなくなり、夜の寂しげが残る街中を一人歩いてみるのは案外、夜に受け入れられた気がして気持ちがいいものですよね。

さいごに

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: df90f7d95addc8604648a98fced14568-1024x576.jpg

今回は、宇野 常寛さんの書籍『水曜日は働かない』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。平日は働いて休日は休む、という固定概念がみっちりと染み付いた社会人にとって”そんな社会ならいいのにな”という社会が書かれていました。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。