今回は、木藤 亜也さんの書籍『1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この書籍に関する情報がAmazonで「15歳の夏、恐ろしい病魔が少女から青春を奪った。数々の苦難が襲いかかる中、日記を書き続けることが生きる支えだった。最期まで懸命に生きた少女の言葉が綴られたベストセラー」と書かれており、なんだか寂しさを帯びているのかなと思わせる表現です。下記で名言を紹介していきます。
『1リットルの涙』の名言集
別の涙
病気はどうして私を選んだんだろう? お母さん、私は何の為に生きているの? 将来を想像すると、また別の涙が流れる。お母さん、わたし結婚できる?
1リットルの涙
病気になった人にしか書くことのできない文章だな、と感じました。健康だからこそ日常がつまらないと感じてしまうことがあるだけで、何か一つが欠けてしまえば生きにくい日常に変わるのかなと思いました。今、病気で苦しんでいることも当人にとっては悩みだし、病気のせいで数年後の夢も絶たれるのかなと思うと残酷だと感じました。病気が辛い涙と、将来への希望もなくて出る涙がここでは表現されており、胸が痛くなりました。
欲張りなのか
人間だけが欲張って余分に生きようとするって。やっぱり欲張りかな? 無理に生きようとするのは、間違ってるかな?
1リットルの涙
人間は死に対する恐怖をどの生き物よりも強く感じている気がします。自著『私とあなたの秘密』に書きましたが、死を選択した先を誰も知らないしどこにも書かれていないから、無知の未来が怖いと感じるのでしょう。好きなものを命懸けで守る生物をもっと、大切に思うべきだと感じました。その割に人間は、植物や動物などを踏み潰したり殺めてしまったりしているので、一番愚かなのは人間だなと思いました。
他人の成功
他人の成功が羨ましく見えるもの。けどね、見えないものに対してどれだけ自分を信じれるのかってそれが一番大切なことだよ。
1リットルの涙
他人の成功はそりゃ、嫉妬するし羨ましい。少し早く自分がしていれば、と後悔をすることもありますよね。しかしここでは、見えないものをどれだけ信じられるかが大切だと書かれていました。目先の報酬よりも後に待つ報酬を目指すべき、ということなのでしょうか。自分はせっかちな性格なので、見えないものをどれだけ信じられるのか分からないです。小さなものからでも信じて行くべきなのかなと思いました。
今は違う
お前と初めて会った頃さ、俺、人が死のうが生きようがどうでもいいって思ってた。でも、今は違う。お前には欲張ってでも無理にでも、ずっと生きてて欲しい。
1リットルの涙
自分が死にたくないという思いは当たり前にあって、でも他人が死ぬことはどうでもいいと思っていたとのこと。しかし大切な人に出会ってから、ずっと生きててほしいという思いを初めて抱いたからこそ命の尊さを感じられるのかなと思いました。西村さんの書籍『自分以外全員他人』にも書かれていますが、人間は自分のことしか考えていない生き物です。そのときに大切な誰か、に会うことで大事な感情が湧くのかなと思いました。
病気になったから
そばにいてくれるだけで家族ってありがたいんだなぁとか、さりげなく支えてくれる友達の手がすごく温かかったりとか。健康なことがそれだけですごく幸せなこととか、病気になったからって失うばっかりじゃありませんでした。
1リットルの涙
「病気になったからって失うばっかりじゃありません」という強い言葉を見て、感動しました。病気になると少し落ちた気分になりますが、それでも小さな幸せを見つけて心が温かくなるのかなと思います。誰かの手の温もり、誰かのさりげない優しさ、何かの残り香、何かの跡、それらに幸せを感じるのも悪くないんじゃないか、と思いました。
さいごに
今回は、木藤 亜也さんの書籍『1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。普通に生きることに対して、有り難みを感じるとともに、このような人の人生もあるということを感じなければならないと思いました。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。