名言

朝井リョウ『正欲』の名言集|40万部突破で実写映画化も!

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今回は、朝井 リョウさんの書籍『正欲』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この書籍は累計40万部を突破するベストセラーで、稲垣 吾郎さんや新垣 結衣さんが出演する映画もあるみたいです。映画に関してはこちらを参照してください。Amazonのページに「これは共感を呼ぶ傑作か?目を背けたくなる問題作か?」と書かれており、読む人により捉え方の変わる書籍のようです。下記で名言を紹介していきます。

『正欲』の名言集

幸せの形

幸せの形は人それぞれ。多様性の時代。自分に正直に生きよう。そう言えるのは、本当の自分を明かしたところで、排除されない人たちだけだ。

正欲

凄く確信めいたことを言葉としてうまく表現されていました。「自分に正直に生きようと言えるのは、本当の自分が排除されない人だけ」ということは、何か後ろめたい人ほど「正直に生きよう」と言っていないように感じました。排除されない人というのはどのような類の人物が当てはまるのでしょうか。自分的には、”群れて過ごすことのできる人”だと思ったりしました。一人でそそくさと前を行く者を排除しようとする日本という国を、うまく描いていると感じました。

多様性という美しい言葉

多様性とは、都合よく使える美しい言葉ではない。自分の想像力の限界を突き付けられる言葉のはずだ。時に吐き気を催し、目を瞑りたくなるほど、自分にとって都合の悪いものがすぐ傍で呼吸していることを思い知らされる言葉のはずだ。

正欲

同性愛などが社会に浸透してきてからより一層目にするようになった言葉”多様性”ですが、美しい言葉のようで裏は全然美しくなく吐き気を催してしまうほどの汚れたものというように感じました。自分の想像力を最大限に表現し、「多様性が~ 多様性が~」と言う人などいますが、自分の都合の悪いものが傍に居続けていると思うと目を瞑りたくなりますよね。なかなか伝わりにくい感想となりました。

唯一のアイデンティティ

まとも。普通。一般的。常識的。自分はそちら側にいると思っている人はどうして、対岸にいると判断した人の生きる道を狭めようとするのだろうか。多数の人間がいる岸にいるということ自体が、その人にとっての最大の、そして唯一のアイデンティティだからだろうか。

正欲

これこそ、有名人などを叩くアンチと呼ばれる方々に当てはまる言葉でした。自分は安全な区域から罵詈雑言を飛ばし、ちょっと先にいる有名人に向かって攻撃をする。そして倒すことができると今度は、「○○は精神が弱い」だの「俺は関係ない」だの責任を逃れようとする。唯一のアイデンティティを崩壊させたくないから、安全圏からしか攻撃できないのでしょう。哀れです。

宗教が同じ人

宗教が同じ人が心身共に健康で生きていると言うだけで、手放しそうになる明日を手繰り寄せられるときがある。その人が生きている世界なら自分も生きていけるかもしれないと、そう信じられる瞬間が確かにある。

正欲

自分と違いすぎる人の人生を見ていると”あの人が自分だったら”と思うことがありますが、宗教が同じ人の人生を見ていると”あの人も生きているんだし自分も生きてみよう”と思えたりしますよね。最近は宗教に関心のある人は減りましたが、同じものを推す人同士が集まるという行為はまだ持続されています。このように、他人と自分を比べて、似ているものを感じると明日を迎えたいと思えるのかもしれないですね。

そりゃ気持ちいい

自分の想像できる多様性だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな。

正欲

自分が想像できる範囲での多様性のみを礼賛し、その他には見向きもしない。だけれども、した気でいるとそりゃ気持ちくなれますよねとのこと。あくまでも”自分はしましたよ”と言い訳を作ることで、秩序を整えた気になれるのはどうなのだろうかと考えてしまいました。全てを理解していない”マウント女”に対する怒りと同じものが心の中に芽生えました。

さいごに

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今回は、朝井 リョウさんの書籍『正欲』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。ベストセラーになった書籍だからこその言葉が沢山見つかりました。是非とも映画でも観てみたいなと思ってもらえると有り難いです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくの随時チェックしてくれると嬉しいです。