名言

『20歳の恋愛思想論』エッセイ集15選|心が動く言葉たち

今回は、『20歳の恋愛思想論』に書かれているエッセイを15個まとめていこうと思います。短文の名言に関しては、「20歳の恋愛思想論 名言集」に書かれています。主に恋愛に関しての”まさを”自身の考えが綴られており、その中でも自分が抜粋したものを皆さんに紹介していきます。最後まで見ていってください。

『20歳の恋愛思想論』エッセイ集

友人の話

いつまで経っても忘れられない人がいる。それは好き好き言い合って抱きついた人でも一緒においしいご飯を食べに行った人でもなく、ネット上の人。会ったこともないけれど好きになった人。その人のことを忘れられない。理由は単純で「その人のことを深く知れていないから」なのだと思う。ネット上では話すけど、相手の欠けている部分を自分の想像で埋める。だから理想の人物になりえることだってある、と友人が私に語ってくれた。私はよく「会えない人よりも会える人を大事に」と言うが「会える人よりも会えない人」のほうが記憶には残る。これはものすごく残酷なのではないか、と私はそのとき思った。

20歳の恋愛思想論

無駄になる恋愛

人は始まってもいない恋に溺れがち。そのせいもあってか、泣く人・都合よく扱われる人・漠然としている人・死にたいと願う人。恋愛に溺れて自分を見失う人がうじゃうじゃいる。これから先の人生があるはずなのにもったいない。勝手に恋して、勝手に期待して、勝手に泣いて、勝手に失恋して、相手から与えられてもいない愛を求めすぎる。そして最終的に始まってもいない恋の渦に飲まれていく運命なのだろう。

20歳の恋愛思想論

同性愛についての話

「まさをさんは同性愛についてどう思いますか?」私は毎日相談が来る。その中でも多い内容の一つが同性愛である。それについて、私は毎回このような回答をする。「同性愛も、立派な恋愛である。お互いに好きという感情がある時点で当たり前な恋愛と変わらない」と。深く考えなくてもよい。人を愛することはかっこいい。

20歳の恋愛思想論

恋に似ている何か

恋の成長はお花と似ている。付き合った当初、相手のことが好きで沢山の愛情を注いだ。それと同じで、家にあったお花にも沢山の愛情と水を注いだ。どちらも大切にしてあげているつもりではいた。が、しかしお花に水をあげなくなると枯れてしまうように、相手との関係に愛が無くなるとそのうち枯れる。花も恋も愛情が大事。

20歳の恋愛思想論

一人の時間を嫌う貴方へ

なぜ、人は普通を求めるのか。なぜ、人は一人の時間を極端に嫌うのか。なぜ、人は群れて一人を馬鹿にし、罵るのか。私には到底理解できないし、したくもない。一人の時間に耐え、自分と向き合えた人が成長をする。逆を言えば、一人を嫌う人ほど成長せず普通を求める。一人の時間はいずれ武器となる。

20歳の恋愛思想論

終わり際の優しさ

人は何かが終わりそうになると急に優しくなる。「一人暮らしを始める前日の実家」「学校を卒業する最後の日」「デート終わりの散歩道」「別れを切り出してきた時」 人は最後だけ優しい。所謂ずるい生き物なのかもしれない。デザート( 甘い食べ物) を最後に頂くように、やさしさ( 甘い何か) を最後、他人に与える。これは罪じゃないか、と私は思うわけです。なぜなら、そのやさしさは本当のものではないから。「人は最後だけ優しくする=最後くらいこの人から好かれておこう」と考えられないだろうか。特に別れ際のやさしさは異常に気持ちが悪い。別れて関係を絶とうとしているのに、優しくして好きの気持ちを大きくしてしまう。する側はなんともないのだろうが、された側はずっと辛いままである。この辛さを相手側にも共有したい。あわよくば、この辛さをすべて相手側に丸投げしてしまいたい。終わり際のやさしさなんざ期待してはいけません。また、貴方も他の誰かにしてはいけません。

20歳の恋愛思想論

気付けない才能

この世には誇ったほうがいい才能を恥ずかしくて隠したり、誰にも言えない悩みとして自分の心で抱えている人が多い。特に「一途」という性格をダメなものと認識している人が多い。何を恥ずかしがる、一途は才能である。もっと詳しく言うと、天性なのかもしれない。「私は一途である。最後まで愛することができる天性の持ち主だ」くらい強気でいてもいい。それがお似合いである。ちなみに言うと私も一途な性格である。一つのことを好きになるともっと知りたいと思うほどに好きが溢れてくる。一途は報われないとよく聞くが「人を愛する時間に意味がある」、と私は叫びたい。

20歳の恋愛思想論

世の中、顔、大戦

残酷なことを言いますと、この世は顔が大半である。顔が良くないと中身を見てもらえない節がある。どうでもいいものに興味が湧かないのと同じように、どうでもいい人は関わろうと思われにくい。だからこそ、世の中は大半が顔であると思ったほうがよい。顔はいわゆる一次面接。中身は二次面接で確認され、三次面接で相性を試される。大抵の恋愛において、一次面接で落ちることが多い。なぜだろう、美男美女が優遇される面接。やるせない気持ちになる。しんどい。

20歳の恋愛思想論

夏と冬、そして夜

夏の夜と冬の夜、どこが違うかなんて考えたことなかった。が、しかしダイレクトメッセージに来た一通を見て、笑うほどに憎たらしい感情を抱いてしまったことがある。「なぜか冬の夜は夏の夜に比べて、病みやすいです。」私は考えた。なぜ冬は夏に比べて気持ちが落ち込みやすいのか。その結果、「人恋しい気持ちが大きくなるのが冬」という結論に至った。冬は寒い。だけど暖めてくれる相手がいない。そして病む。

20歳の恋愛思想論

恋も愛も、人生の一部

男性の平均寿命は81歳。女性の平均寿命は87歳。人生は意外にも呆気なく終わる。その中で恋愛をして、勉学に励んで、仕事をして、趣味を楽しんで、色々なことに時間を奪われる。だからこそ恋愛に縛られた人生はもったいないと思う。逆に言うと、恋愛をしない人生は退屈であるとも思う。矛盾だが矛盾の中にも何か真理がある。自分が何を言っているのか分からない。分かってもらおうとも思ってはいない。ごめんあそばせ。

20歳の恋愛思想論

本の話

どこかで見た「人は裏切っても、本は裏切らない」という表現をした言葉を見たことがある。先に言っておく。その言葉は嘘である。失恋をした後に読む恋愛に関する本はズサズサ刺さるし、見事に期待を裏切ってくる。好きだった人と本に出てくる登場人物を比較し、この人が好きな人だったらな、と感傷的になることが多い。だから人も本も余裕で私たちの期待を裏切る。だが一人の時間を支えてくれる、または私たちに寄り添ってくれるのは間違いないと思う。この本が貴方の何かしらに刺さればいい。痛がればいい、癒されればいい、イラつけばいい、泣けばいい。でも最後は笑って終わりたいものである。

20歳の恋愛思想論

ネット恋愛

正直、出会い方なんてどうでもいい。マッチングアプリだろうと、各種SNS だろうと、銃撃戦のゲームだろうと、出会い方はこだわらなくてもいい。そこをグチグチ言ってくる人は、それを経験してこなかった人か、またはそれをしたけどいい人と巡り合えなかった人である。出会い方なんかより、どのくらいの愛でお互いが愛し合っているかを確かめたほうがいい。小さいなら小さいなりの愛を。大きいなら大きいなりの愛を。出会ってからの関係性に意味があるわけであって、出会い方で悩むことはない。

20歳の恋愛思想論

泣いていいんだよ

我慢しすぎ。いろいろと一人で抱え込みすぎ。たまには泣いていい。自分だけが抱えている辛さを誰かと分け合えばいい。それを拒否する人は本当の友人ではない、と私は思います。大事なものを無くした時、大切な人への思いが届かなかった時、自分の頑張りが上手く報われなかった時、それらをぶつけられる友人は一人でもいればいい。いないのなら私のダイレクトメッセージにぶちまければいい。自分の思いを溜めすぎないこと。これは覚えておいてほしい。貴方は一人じゃない。周りを見れば仲間がいる。友人がいる。恋人がいる。親がいる。上司・先生がいる。そして私がいる。誰かに頼っていい。そして泣いてもいい。

20歳の恋愛思想論

甘い蜜の罠

好きな人が思わせぶりをしてくるクズ気質な人だった場合、貴方はどうしますか?私は「クズ!近寄ってくんな、お前みたいな奴がいるから苦しむ人がいるんだよ。さっさと地獄に落ちろ」と言いたいところですが、好きは好きなのでそんなこと言えずにずっと好きでいます。きっと貴方も同じ選択をするのではないでしょうか。それだけ好きは強い。思わせぶりという甘い蜜の罠に引っかかるほど単純と思われたくはないけれど、それでもいいから関わっていたいと思ってしまう。辛いですね。叶わなくてもいい、好きな人が居てくれればそれだけで幸せ。こう思う時点で相手の思うツボなんでしょうけど。

20歳の恋愛思想論

好きな人が2人いる

「二人好きな人がいます。どちらを選べばいいですか?」この質問が多過ぎるので、ここで回答をする。二人好きな人がいるのならば、二人とも選ばないという選択をしたほうがよい。自分の中にある好きという熱い気持ちが二分割するほどの愛でも愛せる相手。どちらかを選ぶというより自分の愛が分割されないほどに好きと思える相手を探したほうがよい、と私は思う。本気で愛する人は二人もできない。これはあくまで私見にすぎないが、二人好きな人がいる時点でその愛は真実の愛ではなく偽りの愛なのではないか、と疑ったほうがよいと思う。

20歳の恋愛思想論

さいごに

今回は、『20歳の恋愛思想論』に書かれているエッセイをまとめていきました。どうだったでしょうか。自分が今、こうして振り返ってみて”こんなの書いた覚えないぞ”というものもありました。歳をとったってことなんですかね。そう思うと寂しいですけど、人は必ず歳をとって亡くなります。今を大事に、明日が当たり前と思わずに、毎日を生きていきましょう。引き続き、”名言”に関する記事を投稿するので随時チェックしてくれると嬉しいです。