今回は、まさをの書籍『僕は君の傷跡(永遠)になりたい』に書かれている名言を紹介していこうと思います。今作は『僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい』に続く商業出版で、より多くの人に共感されるような話がいくつか書かれています。読書があまり得意ではない人でもスッと読めるような内容となっているので、ぜひ手に取っていただきたいです。それでは、書かれている名言を紹介していきます。
『僕は君の永遠になりたい』の名言集
照れるときにする仕草
照れるときの行動が、その人の隠したい部分を表すように思う。 コンプレックスとはまた違う、第2のコンプレックスみたいなものが。
僕は君の傷跡(永遠)になりたい
中学生や高校生の女性に多い仕草として、「照れたときに髪の毛を触る」があると思います。他にも「顔を手で隠す」だったり、「髪の毛で顔を隠す」などもあると思います。照れるときにしてしまう仕草の中で、触ってしまったり隠そうとしてしまう箇所のことを"第2のコンプレックスみたいなもの"と書かれていました。そこまで影響はないけれど、少しは気にしているコンプレックスみたいなものを自分で見つけられる言葉となっていました。
匂いに狂わせられる
君の匂いのせいで、僕の人生が狂う。もっと狂いたいと思う。あわよくば、君の人生も狂っていてほしいと思う。僕は君を忘れたくない。君の匂いを一生忘れないように刻み込むには、僕はどうしたらよかったのだろう。
僕は君の傷跡(永遠)になりたい
匂いに人生を狂わせられてきた人が読んだら、共感してしまうような内容でした。会わなくなることで匂いが分からなくなるけれど、ふと街中で同じ匂いがすると思い出してしまう記憶が傷になっているのだと思います。忘れたくないと思うほどの恋には匂いが付き纏うものですが、やはり人は忘れてしまう生き物です。しかし匂いを通して、また過去に戻れるような気にもなれるので苦しいのかもしれませんね。
音楽という悪足掻き
どうしても、忘れたい元彼がいる。忘れなければ、次の恋に進めそうにはない。だからと、一緒に撮った写真を消す。一緒に作った指輪も捨てる。一緒に観た映画や動画の履歴も消す。一緒に行った場所にも近寄らず。
僕は君の傷跡(永遠)になりたい
元彼を忘れたいと心から思っている女性の話でした。忘れなければ、次の恋には進めそうにないと思うほどに真剣だった恋。だから元彼が関わっていたものを全てスマートフォンの中から消し、一緒に行った思い出の場所にも近寄らないようにしていた女性だが。ふらっと流れた音楽が元彼と聴いていた音楽だと知り、また元彼への思いが沸々と湧いてくるのだろうと思いました。音楽は人を救うこともあるけれど、思い出を抉るように聴こえてくることもあるので、悩ましいところですね。
親からの虐待
全ての原因は親からの暴力のはずなのに、親だけを責めてしまうのは違う気がした。暴力だからといって、悪いとは限らない。絶対に親は、私のことを愛している。だから、だから、私は今日も親のいる家に帰る。
僕は君の傷跡(永遠)になりたい
親から虐待されている女の子の話。第三者が見れば「それはいけないこと」と分かることも、当人からしてみれば「暴力が愛かもしれない」と期待しているのだと思いました。自分の子供に暴力を振るうこと自体よくないことだけれども、実の親は変えられないわけで、そこに縋っている子供の様子が現実的で可哀そうと思えました。「親だから大丈夫だよ」みたいな気持ちがあるのかなと感じました。
誕生日前夜の孤独
誰かと食べるのではなく、1人で2つ。ケーキは美味しい。でも、ちょっと虚しい。誰かと食べられたら、少しは変わっていたのかなと思う。孤独、孤独、孤独。誰かと付き合いたいわけではないし、出会いたいわけでもない。ただ、こうして記念日を祝うときくらい、誰かと同じ時間を共有したいなと思う。
僕は君の傷跡(永遠)になりたい
誕生日を祝われなくなって、数年が経っている人に共感されそうな話です。幼い頃は家族で「誕生日おめでとう!」とか祝っていたものの、年を重ねるごとに祝うこともなくなるわけで。ただ1人、コンビニのケーキを買って、「おめでとう自分」と祝っている寂しさが表現されていました。1人で2つ食べるところは、年を重ねた特権だろうという意味も込められています。誰かと祝いたいですね、誕生日は。
さいごに
今回は、まさをの書籍『僕は君の傷跡(永遠)になりたい』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。