知識

吉本 ばなな『小説家としての生き方 100箇条』で得た知見

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今回は、吉本 ばななさんの書籍『小説家としての生き方 100箇条』に書かれている知識を紹介していこうと思います。『キッチン』でデビューして以来、一流作家として活躍し続ける吉本 ばななさんが思う「小説家としての生き方」を学ぶことができました。小説家として活動していきたい人にとっては必読な一冊だと感じました。それでは、書かれている知識を紹介していきます。

『小説家としての生き方』の知識

小説家という仕事

いつも考えるのは、プライベートでオフに切り替えられる、そういう仕事の仕方ってどんなに楽なのだろう?ということ。だけど、やっぱり24時間、夢見ているときも寝ているときも全部取材だと思ってないと、どうしても気が抜ける。

小説家としての生き方 100箇条

自分は物書きとして活動をしていますが、まだオンオフを切り替えられているので「大した仕事ではない」のだと気付かされました。吉本 ばななさんほどになると、毎日が取材と化し、休む間もなく書ける材料を探し出すのだと思いました。物書きとして活動していくには、もっと様々なことに興味を持ち、知っていく努力が必要なのだと感じました。先駆者から学びのように思い、感動しました。

たまに奢ること

私がたまにおごっているのは、金のない友だち。ために金のない姉も。別にお金があるわけじゃないのです。でも、自分だけのために使うよりも、そういうお金の使い方のほうがいい。もちろん自分のためにも使うけれど。

小説家としての生き方 100箇条

自分のためにお金を使うことはあるけれど、お金のない友達や家族にも使っているとのこと。どういった所まで奢っているのか分かりませんが、ご飯代などは率先して出すべきなのだろと思いました。ただ、毎回のように出していることで「この人は奢ってくれるから仲良くしておこう」みたいな感情が友達との間に生まれそうな気がして、怖かったりしました。頻度が大事なのだと思いました。

酷いことを言われた

たとえば2ちゃんねるなどで、ひどいことを書かれたことが何回もある。自分では見ないけれど、わざわざ人が教えてくれた。私も子どももバカだとか、服のセンスが悪いだとか。いくらなんでもひどいんじゃないって。でも、自信を失うことはなかった。切り替えるだけでいい。別に、その人たちが私の税金を払ってくれるわけじゃないから。

小説家としての生き方 100箇条

誰かに悪いことを言われていたとしても、「その人が私の税金を払ってくれるわけではない」と思えると、あまり深く悩まなくなるように思いました。大抵の悪いことを言う人は、現実に不満があって、それを晴らすためにSNSを使ったりしているのだと思います。そんな人たちが私の税金を払えるほどお金はないだろうし、その人よりも自分のほうが幸せだと思えると、どうでも良くなってきますね。

ニーズがある限り

読者がいるか、いないか。読者が0だったら書く必要がない。それだけのこと。SNSやメールで、ああ、ちゃんと誰かが読んでいるって、わかる限りは書いてもいいけれど、勝手に自分で書いて「小説家です」っていうのはやっぱり違う。ニーズがないなら書かないほうがいい。

小説家としての生き方 100箇条

今の時代、プロフィール欄を自分で作成できるようになりました。だから小説を商業出版していなくても、「小説家」と名乗ることもできる。ただ、そこにニーズがあるかないかで「小説家」と名乗る資格の有無が問われるように感じました。読者のいない小説を何冊も出版している人と、読者のいる小説を1冊出している人とでは、雲泥の差があるのだと思いました。ニーズは結構大事だと感じました。

美しい世界

残酷なものとか恐ろしいものってこの世に確かにあるなって思うけれど、今、とりあえず自分の周りにはない。それはもうすごく優しく美しいことだなって。残虐なものを見るたびに思う。人間は、キリがないぐらい残虐なものだから。

小説家としての生き方 100箇条

残酷とか恐ろしいとか、この世にはあるけれども、それらが今の自分の周りにはないから、優しさや美しさに包まれるのだろうと思いました。赤ちゃんの頃は何も知らないから、無垢な表情で過ごすけれど、成長していくごとに様々なことを知り、険しい表情になっていくのだと思いました。どうせなら、優しいまま美しいままの世界で過ごしたいものです。人に感情がある限り、難しいと思うけれど。

さいごに

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今回は、吉本 ばななさんの書籍『小説家としての生き方 100箇条』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。