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ニキー・ウォーカー『「争い」入門』で得た知見|必要な基礎知識!

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今回は、ニキー・ウォーカーさんの書籍『「争い」入門』に書かれている知識を紹介していこうと思います。この書籍では「対立・紛争・戦争の"しくみ"、そして"平和"について書かれており、小学生から大人まで誰にでも必要な基礎知識です。争いになる理由なんかを気になる人は読んでみるといいかもしれません。それでは、書かれている知識を紹介していきます。

『「争い」入門』の知見

争いが生じる理由

つきつめれば、すべての争いは関わる人がふたりであろうが200万人であろうが、だれかが「必要なもの」や「ほしいもの」を手に入れようとするのを他のだれかが邪魔するところから生じている。

「争い」入門

世界的にも、個人間的にも、争いがおこる原因には「必要なもの」や「ほしいもの」を手に入れようとするときの邪魔から生じるとのこと。実際、そういったものを邪魔なくして手に入れることができれば争いなんて起きないですからね。言うてしまえば、運動会の1位を獲りたいという思いも、全員が思っているからこそ争いのようになるのだろうと感じました。自分だけがほしいものならば、争いは起きないのかなと思いました。

稼ぐお金には差がある

人々がかせぐお金 (収入) は職業によって差がある。そしてどんな職業につくかはその人が受けた教育で決まることが多い。 ~~ 国によっては、ある種の人々にはそのどちらも許されていない。

「争い」入門

稼ぐお金は職業別に違い、他にどんな教育を受けたかでどの職種に就くか決まることが多いとのこと。日本では就職させるような動きがあるため、サボらなければ職に就くことはできますが、国によってはどちらも許されていないところがあるのだそうで。日本という国で、義務教育を受けられて、進学して就職するという流れがあって、本当に整えられた国だなと思いました。

人々が仲良くなれない理由

人々が仲よくなれないのは、互いを恐れているからだ。互いを恐れているのは、互いを知らないからだ。互いを知らないのは、互いに話し合ったことがないからだ。

「争い」入門

人々が仲良くなれないのは「恐れているから」で、恐れているのは「知らないから」で、知らないのは「話し合ったことがないから」だそうです。一昔前は他人と接するツールが対面しかありませんでした。しかし今は、ネットがあるおかげで色々な人とどこでも話すことができるようになりました。今や画面上の相手に向かって好意を向けられるほどです。一方的親近感の湧きやすい時代だと感じました。

揉め事を解決するには

日常生活では、なぜもめごとが起きるのか、またどう解決すればいいのかを解明するのは、それほどむずかしくない。ふたりの人間が同じものをほしがっていれば、どちらがそれを手に入れるかを話し合って決めればいいからだ。

「争い」入門

揉め事を解決するには結局、どちらかが折れるしかないのだろうと思いました。ただ欲しいものを目の前にして、「お前に譲るよ」と言えるほど成熟しきっていない自分にとっては難しい選択だと感じます。話し合いをした上で決まらず、結果的に軍事行動を起こす人もいるのかなと思いました。最終的に物理的攻撃に頼るというところは、戦争となんら変わらなくて残念だと思います。

分け隔てているもの

わたしたちを分け隔てているのは、わたしたちのちがいではない。そのちがいを認め、受け入れ、たたえることができない無能さだ。

「争い」入門

分け隔てているものは、「称えることができない無能さ」とのこと。SNSを見ていると、他人の容姿や言動に罵詈雑言を送る人が見受けられます。自分は自分、他人は他人の世界なはずなのに、他人の揚げ足取りに必死になる人が多いのが見て取れます。どうしてなのでしょう、相手のことを受け入れられないのは。結局は、本人に余裕がないから他人の粗探しをして落ち着こうとしているようにしか感じられませんね。

さいごに

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今回は、ニキー・ウォーカーさんの書籍『「争い」入門』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。