今回は、まさをの書籍『君を忘る.1』に書かれている名言を紹介していこうと思います。言葉の綾シリーズが完結し、また新しいシリーズものとなっています。つい最近ではXで炎上する言葉など載せられていますが、実際にこうした人がいるんだよという気付きを得られるものになっていると思います。それでは、書かれている名言を紹介していきます。
『君を忘る.1』の名言集
ネット恋愛なんて
「会えない期間が長引くにつれて、しんどくなるもので。ネット恋愛なんて会うまではお遊びでしょう?」
君を忘る.1
最近では主流になりつつあるネット恋愛に関しての言葉です。会えない期間に愛を育もうと勤しむのがネット上の恋なのだとは思いますが、会わなければ結局はお遊びなんでしょうと書きました。会わないまま終わってしまった付き合いが増えていき、忘れられない思い出だけを育む人が多いように感じます。会わなければそれまでは、なかった過去と同じようなものだと感じました。
目で見た景色
「目で見たものは中々忘れられないもので。その景色を誰と見たか、まで思い出せてしまうことが辛い。」
君を忘る.1
目で見たものを忘れられないのが人間ですが、忘れそうなときに写真を見て「そういえばこの景色をあの人と見たな」と振り返ることで、未練が断ち切れない人もいるんじゃないかという思いで書きました。誰と見たかを覚えていなくても景色は覚えているもので、結果的に誰と見たかまで思い返せてしまうことが厄介ポイントだと思いました。思い出、という概念を無くしてみたいものです。
会わなくてもいつか
「会ったことはないけれど、好きと思えるのは魅力なのか」と訊ねた。「魅力なんて、分らんでしょ。会わなきゃ」と即答される早朝。
君を忘る.1
これに関してもネット恋愛の言葉です。「会ったことはないけれど、好きと思えてしまう」のはネット特有の雰囲気があるからだとは思いますが、そこに惑わされて本当に好きだと思うのは危ないと思いました。ネット上の雰囲気は作れるもので、そこばかりに魅力を感じているようではネットは向いていないと思われます。そういう意味も含め「魅力なんて、分らんでしょ。会わなきゃ」と書きました。
目に見えない好意
「何回も好きと言われるよりも、たまに花を一本だけ持って会いに来るほうが紳士的じゃない?」
君を忘る.1
言葉では言えることも、行動で示すとなると難しいもので、「好きだよ」とか「○○より俺のほうが好き」とか言えちゃいますが、実際は「花持ってきた、てへ」くらいの愛がいいんじゃないかと思いました。花を持ってきた裏側の意味に、「会いたくて来た」というものが含まれていると考えるとより惹かれる人物像になれるんじゃないかと思いました。一手間を加えられる人で在りたいですね。
好きな人が被ったとき
「好きな人が被ってしまったのならどうするべきか」という質問で、「そうですねぇ、潰してしまうのはどうでしょう?」と言える余裕。
君を忘る.1
よく「好きな人が被りました」という相談を受けます。自分はあまり相談返答を個人的にはしていないので答えていませんでしたが、ここでは「潰してしまうのはどうでしょう?」と書きました。好きな人を諦めるために自分が潰されるくらいなら、潰す勢いで対抗してみればどうでしょう、という意味も込められています。そこまで考えられる人が少しでも多くいることを願うばかりです。
伝えることの意味
「伝えられたのに、伝えなかった過去」とか、「伝えるつもりだったけど、伝える状況下ではなかった過去」とか、「伝えてしまったけど、伝わらなかった過去」とか。
君を忘る.1
伝えることに関しての、3つの言葉です。「伝えられたのに」という部分では、後悔が残るでしょう。「伝えるつもりだったけど」という部分でも、後悔が残るでしょう。「伝えてしまったけど」という部分では、後悔は残りはしないでしょう。思いをずっと胸に留めておくのは大事ですが、それを相手に伝えてみることも大事です。後悔する前に、ちゃんと伝えられるような人になりましょう。
さいごに
今回は、まさをの書籍『君を忘る.1』に書かれている名言を紹介をしていきました。どうだったでしょうか。タイトルからして儚さが溢れるものとなっているのではないでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。