今回は、『死ぬこと以外かすり傷』に書かれている名言を紹介していこうと思います。著者からのメッセージとして、「生き方、働き方、商売の仕方。今後5年で、すべてのルールが変わる。今までのやり方を捨て、変化に対応できる者だけが勝つ。無知こそ武器だ。バカになって飛べ!こっちの世界に来て、革命を起こそう。」とAmazonページに書かれていました。下記で、箕輪さんが紡ぐ名言を紹介していきます。
『死ぬこと以外かすり傷』の名言集
狂
狂え。生半可な人間が何も成し遂げられないのは、いつの時代も変わらない。絶望を感じながら、それでも信じて走り抜け。守るより、攻めろ。そのほうがきっと楽しい。
死ぬこと以外かすり傷
自分はこの言葉で特に、「守るより、攻めろ。そのほうがきっと楽しい」というところが印象に残りました。何もかも、守ってばかりいても進展なんてしませんよと。なら逆に攻めまくって自分で進展を作り出していけと言われているように感じました。保守的な日本人にとって、この言葉は突き刺さるものなのかなと思いました。
実は地味なもの
結果が出るまでは実は地味なものだ。誰も見ていてはくれない。結果が出たって「運が良かっただけ」「環境に恵まれていただけ」と言われる。でも、それでいい。言わせておけ。自分だけがこの苦しみと、苦しさこそが与えてくれる極上の快楽を独占してしまえばいいのだ。誰も行かない未開を行け。
死ぬこと以外かすり傷
これに関して、実際に自分が経験したことなので凄く共感できました。自分は本をKADOKAWAさんから出版させてもらったのですが、本の企画から原稿を書いて、添削なんかをして、色々あって書店に並んで、発売開始みたいな流れがあるのですが、その裏工程を知っているのは本に携わった人だけですから。「本がつまらない」だの、「しょうもない内容だった」だの、色々な意見をもらうことがありますが、作る側に立ってみると苦しさを理解できるんですよね。ここでは、「苦しさこそが極上の快楽」と言っていました。その通りだと思いました。
あなたがやりたくないこと
あなたがやりたくないことは、あなたがやめても実は誰も困らないことだ。明日から何事もなかったかのように世界は続いていく。しかし、あなたが心の底からやりたいと願うことは、あなたにしかできない素晴らしいことだ。明日からの世界を変える可能性がある。リスクなんてない。すべての成功も失敗も、人生を彩るイベントだ。未来は明るい。バカになって飛べ!
死ぬこと以外かすり傷
例えば、「後先考えずに周りが就職をするから自分も就職をする」Aさんと、「周りが就職するけど自分は自分がしたいと思えることに時間を使いたい」Bさんがいたとする。前者はリスクを負う心配はないけれど退屈、後者はハイリスクハイリターンだけど人生に華が咲く。あなたならどちらを選びたいですか、と尋ねられたら考えもせず後者を選びたいなと思いました。したいことに飛び込む勇気と、世間体を気にしないでバカになれる気合いがあれば人生も楽しくなるのかなと思いました。
そこそこな人材
そこそこ優秀。そこそこ目立っているうちは周りから可愛がられる。ずば抜けると評論家気取りの連中に、そのスタイルを批判、中傷をされる。しかし、それがブランドになったという証拠。
死ぬこと以外かすり傷
そこそこな立場は、そこそこな人生を過ごす。批判や中傷、称賛を浴び始めたらそこそこではなくなったという証なのかなと思いました。一定数、自分の意見が通る立場になってくると必ず自分のことについてグチグチ言ってくる人がいるものです。勿論、苛ついてしまうことがあるかもしれません。そういうときこそ、”やっと世間がブランドとして認めてくれたか”と思うときなのかなと思いました。
無難にやっていたら
無難にやっていたら人はついてこない。人は危うさに魅せられる。地面に頭から突っ込む。咄嗟に足が出る。そのくり返しで駆け抜けるしかない。
死ぬこと以外かすり傷
この最後にある「地面に頭から突っ込む。咄嗟に足が出る。そのくり返しで駆け抜けるしかない」という言葉、何気に好きな表現でした。頭から突っ込もうとしなかったり、危ないと思うものから距離を置くこと、それらは大事かと思います。でも、他人から魅力を感じられないんだなと思いました。他人を魅了するためにはある程度の危なっかしさが必要で、それをずっと見てくれる人がいるんだと思えました。
さいごに
今回は、『死ぬこと以外かすり傷』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。数々の著書を編集してきた経歴からして、言葉の使い方が上手だなと思いました。自分も真似をして、こういう表現をしていこうと思えるものが見つかりました。もしこの記事を通して、この本に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。