知識

藤井 英子『ほどよく忘れて生きていく』で得た知見|忘れるとは?

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今回は、藤井 英子さんの書籍『ほどよく忘れて生きていく』に書かれている知識を紹介していこうと思います。この作品は次作『ほどよく孤独に生きてみる』が刊行されるほど、年代に捉われることなく大反響となった書籍です。表紙に書かれている「忘れることは、新しくなること」という言葉が、年齢によって捉え方が違ってくるように感じました。それでは、書かれている知識を紹介していきます。

『ほどよく忘れて生きていく』の知識

嫌われてしまうのなら

自分のことを嫌いな人をなんとかしようとする必要はありません。自分のことを好きでいてくれる人とどう人生を過ごすかを考えたほうが、人生は明るくなります。

ほどよく忘れて生きていく

自分のことを嫌いな人と共に過ごす時間よりも、自分のことを好きでいてくれる人と共に過ごす時間を増やしたほうが良いと気付きました。これまでは我慢をして全ての人と平等に過ごしていこうと思っていましたが、自分の人生なのだから「自分が落ち着ける時間」を増やすべきだと思いました。好きな人と一緒にいるからこそ、苛つくこともなく、感情の起伏が少ない関係で落ち着けるのだと思いました。

ダラダラしてしまうのなら

また、人は、やる気が出たから何かをやりはじめるのではなく、やりはじめたことに対してやる気が出る性質を持っていることが、脳科学の研究でもわかっています。大きなことからやろうとせず、小さなことから手をつけること、あれこれ考える前にとにかく手をつけてしまうのも効果的です。やる気はあとからついてくるものなのですね。

ほどよく忘れて生きていく

「やる気が出たから何かをする」のではなく、「やり始めたことでやる気が湧く」のだろうと思いました。大きなことをやらなければならない場合、最初は小さなことから始めることで段々とやる気に満ち溢れていくように感じました。色々と考えることがあると思いますが、まずはやるべきことをやるために、小さなことでもいいから始める勇気が必要なのだろうと思いました。やる気はいずれ湧きます。

あるものを大事にする

年齢を重ねていくうちに、誰もが皆、どこか調子が悪い部分を抱えるようになります。年齢を重ねてもなお完全でいようとしなくていいのです。人は、ないものではなく、あるものを見ることができたら、自然と自分に「ありがとう」を伝え、いたわることができるのだと思います。

ほどよく忘れて生きていく

年齢を重ねていく上で、「自分の調子が悪い部分」に気付く回数が増えていくように感じます。そのとき「時間が経てば治るだろう」と放置をするのではなく、「病院に行ってみよう」と思うことが大事なのだと思いました。ないものではなく、あるものを見つめることで「自分ってこんなに頑張っていたんだな」と気付き、「ありがとう」と感謝を自分に伝えることが大事なのだろうと思いました。

経験値をどう活かすか

「しなやかな方だな」と自分も見習おうと思ったり、反対に、「その頑固さはもったいないなあ」と反面教師に感じたりすることもたびたびです。人生の経験値というのは、かたや相手を受容するためのおおらかさになり、かたや相手を打ち負かすための屁理屈にもなりえます。どちらを選んで生きていきましょうか?

ほどよく忘れて生きていく

人生の経験値をどう活かすかで、「しなやかな人生」か「頑固な人生」か決まってしまうのだと思いました。どちらも長い間を生き抜き、自分に必要な経験を経た上での人格なので否定するわけではないけれど、自分の人生は「しなやかなもの」でありたいと思いました。相手の意見よりも自分が正しいと思い込むのではなく、相手の意見も受け入れてみることで、新しい世界が見つかるように感じました。

素直になるべきこと

年齢を重ねてすべてを自分でやろうとするのは不可能ですから、「自分にできることだけは自分でやる」「誰かの力を借りる」という両輪が大切だと感じます。誠意を込めて「よろしくお願いします」を、いつもまっすぐに言える人でいたい。私も日々、練習です。

ほどよく忘れて生きていく

年齢を重ねなくとも、「自分にできないことは任せる」という知識は持っておいて損はないように感じました。人間、得意不得意があるわけだから、「誰かの力を借りること」が人生をより幸せに導いてくれることもあります。年齢を重ねるうちに素直になれない人が多くなるように感じますが、老いていくからこそ「よろしくお願いします」と素直に言える心は持ち合わせておいたほうが良いと思いました。

さいごに

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今回は、藤井 英子さんの書籍『ほどよく忘れて生きていく』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。