今回は、ピーター・カーニックさんの書籍『マネーバイアス』に書かれている知識を紹介していこうと思います。この作品では、「嘘」について詳しく書かれており、今まで信じていたことが嘘だったのではないかと思わせられる内容となっていました。これからの時代では疑心感を常に持ち、全てを信じすぎないようにしようと思いました。それでは、書かれている知識を紹介していこうと思います。
『マネーバイアス』の知識
幸せになるためのお金
お金は必ずしも幸せをもたらすとは限りません。これは皆さんがよく知っていることです。でも、幸せで快適に暮らすには、ある程度のお金が必要だと多くの人が思っています。あなたもそう考えているかもしれません。しかし、この「慣れ親しんだ普通の考え」は危険です。タバコと同じように「健康に悪い」と警告すべきかもしれません！
マネーバイアス
「幸せになるためにはお金が必要だ」と思っている人が数多くいるものです。しかしここでは、「お金は必ずしも幸せをもたらすとは限りません」と書かれていました。お金があることで選択肢が増えるのは事実ですが、虚無感に襲われたりお金に対して失望したり、お金があるからといって幸せになれるという保証はないのだろうと思いました。お金よりも身近にいる人を大事にすべきですね。
お金があれば安心だ
「お金がないと安心できない」は、「空気がないと呼吸ができない」と同じくらいに切っても切れない関係に見えます。有価証券のことを「セキュリティ」とも呼ぶくらいですから、これは嘘ではなさそうです。ところが、これは嘘なのです。いくらお金があっても、安心は数分も続かないでしょう。
マネーバイアス
お金があることで安心することができるという思い込みは、嘘なのだと思いました。いくらお金があろうとも、安心は長く続かないとのこと。首に高価なネックレスをつけて歩くとき、「傷付けてしまわないか」や「盗られてしまわないか」とビクビクするくらいなら買うべきではないように、いくらお金があろうとも「誰に与えるべきか」や「どう扱うべきか」を真剣に考えなければいけないと感じました。
やりたいことのために稼ぐ
「やりたいことのためには、働いて稼がなくてはならない」という嘘は、私たちに深く根付いている思考です。ここを、さらに掘り下げることは価値がありそうです。私はこれまで、この格言の通り実践して、本当にやりたいことをやって「夢」を叶えている人にお目にかかったことはありません。先人たちを含めても。
マネーバイアス
「やりたいことをやるため」に稼ごうと意気込む人がいますが、そうやって稼いでいると「やりたいこと」を結果的に見失う人が多いのだろうと思いました。やりたいことをやって夢を叶えるというのではなく、「やりたいこと」と「夢」はまた別の話なのだと理解すべきだと思いました。小さな頃はやりたいことがいっぱいあったのに、大人になってから減っていくのはどうしてなのでしょうか。
不労所得は悪いものだ
このセクションでは金融改革論者のもう一つの嘘を扱います。それは働いて得られる勤労所得は、金利収入のような不労所得よりもはるかに公正で道徳的であるという主張です。この嘘を明らかにするには、本当に有益なことは何かについての本質に立ち返って、良し悪しを深く掘り下げて考える必要があります。
マネーバイアス
近年では「不労所得は悪だ」みたいな考えが減っているように感じますが、一昔前は「勤労所得にこそ価値がある」みたいな考えを持った人が多かったように感じます。その背景には「嫉妬」が隠されているようにも感じます。自分にはできないことをやっていて、結果的に報酬を得ているのは何か怪しいから「不労所得は悪なのだ」と決めつける人がいるのだろうと思いました。視野が狭いと辛いですね。
問題も解決もお金
お金は人類が生んだ最も独創的な発明の一つですが、この本の中で繰り返し述べてきたように、現在の金融制度、特にお金の創られ方や利子の仕組みはいろいろな問題を含んでいます。これによって、お金が市民のために本来果たすはずだった役割が、すっかりゆがめられてしまったのです。
マネーバイアス
世の中で起こされる問題の殆どは「お金」が原因となっているし、それらの問題を解決するためには「お金」が必要となってくるのだろうと思いました。元はと言えば何も価値がなかったものに人が値を付け、売買したのが始まりだと思いますが、自分らが始めたことで問題になってしまうのは勿体ないと思いました。お金が果たすべき役割があったはずなのに、ゆがめられていては本末転倒ですね。
さいごに
今回は、ピーター・カーニックさんの書籍『マネーバイアス』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。
