知識

石川 和男『要領がいい人が見えないところでやっている50のこと』で得た知見

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今回は、石川 和男さんの書籍『要領がいい人が見えないところでやっている50のこと』に書かれている知識を紹介していこうと思います。この作品は、著者さん自身が要領のいい人であるために、書かれている言葉の重みがあると感じました。様々な肩書きを持ちながら仕事をこなすためには、要領が良くないといけないのだと思いました。それでは、書かれている知識を紹介していきます。

『要領がいい人が見えないところでやっている50のこと』の知識

マルチタスクは不利

スタンフォード大学の研究では、マルチタスクを頻繁に行う人は、重要な情報を見つけられず、注意散漫になり、作業の正確性が低下して、ミスが増えると報告しています。一度に多くのことができ、要領がいいと思われているマルチタスク。実は典型的な要領が悪い方法なのです。シングルタスクで一点に集中することが重要です。

要領がいい人が見えないところでやっている50のこと

「1つのことをするシングルタスク」と「複数のことをするマルチタスク」では、一見すればマルチタスクのほうが効率的ですが、実際はシングルタスクのほうが効率的とのこと。マルチタスクのメリットは「複数のことを同時にできる」ですが、デメリットとして「注意散漫になって間違いが増える」ため、シングルタスクで1つ1つを確実にこなしていくほうが結果的に成果に繋がりやすいと感じました。

時間なんてできない

人は未来には時間ができると思いがちです。「今は仕事が忙しいから」「子どもが小学校に入学したら」「親の介護が終わったら」といった理由(言い訳)で、何かが終わった後に大きな目標に取り組めると考えています。しかし、何かが終わったその先にはできるんだと思い続け、気づいたときには、夢をあきらめて人生が終わるのです。

要領がいい人が見えないところでやっている50のこと

「今は時間がないから後で」と後回しにする人がいます。そういった人は、後になれば時間ができると思っている節があります。しかし、ここでは「気づいたときには、夢をあきらめて人生が終わる」と書かれていました。時間がないから後でしようと思って過ごしていると、本当にやりたかったことをすることができないまま、ずるずると人生を無駄にしてしまうのだろうと思いました。自分の人生は自分が決めるべきであり、亡くなる前に「あのとき~~」と後悔しないように生きようと思えました。

執着する必要はない

勉強を含め大人になってから苦手なことに執着している時間はありません。苦手なことは得意な人に任せ、自分は得意なことに注力するのです。しかし、何でもかんでも最初から苦手と決めつけあきらめるのも、自分の眠っている才能を見つけられずに終わる可能性があります。そこで、3か月とか6か月など期限を決めて苦手なことに徹底的にチャレンジしてみる。

要領がいい人が見えないところでやっている50のこと

「得意なこと」と「苦手なこと」は、生きていれば見つけられるものです。全てを自分でしてしまおうと思う人がいますが、それだと時間を無駄に消費してしまう可能性があるのだろうと思いました。自分にとって「苦手なこと」だとしても、誰かにとっては「得意なこと」な可能性もあるわけで、任せるべきところは任せられるような気持ちを持っておくべきだと感じました。ただ、挑戦してもいないのに「苦手なこと」として区別分けするのは良くないのだろうと思いました。

信頼こそが1番

「急がば回れ!」という言葉通り、要領がいい人は遠回りしても「信頼」を積み上げているからこそ、成果を上げられるのです。

要領がいい人が見えないところでやっている50のこと

「信頼」を捨てて、大金を稼ごうとするか。「大金」を捨てて、信頼を得ていこうとするか。その選択によって、将来の自分が得るであろう収入も変わってくるのだろうと思いました。どれだけお金を持っていても、「信頼」が無ければ虚しさが残るものです。逆に「信頼」を得ていれば、自分が辛い時期に助けてくれる人が現れる可能性がある。どれだけ「信頼」を積めるかが大事だと思いました。

比べるべき対象

要領がいい人は、この無限に続く比較の罠に陥ることなく、過去の自分と向き合い、そこから成長のヒントを得ているのです。本当の自己成長とは、「昨日の自分」と比べることです。

要領がいい人が見えないところでやっている50のこと

「SNSに出ている人と自分」を比べて悲観的になる人が大勢います。しかし、要領のいい人は「過去の自分と今の自分」を比べて、どれだけ成長できているかを確認する習慣があるように感じました。過去の自分では到底成し遂げられなかった仕事だとしても、今の自分が成し遂げているのなら、それは自分が成長した証になる。自分に対しての自信にも繋がるような気がして、大事だと改めて感じました。

さいごに

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今回は、石川 和男さんの書籍『要領がいい人が見えないところでやっている50のこと』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。