名言

加藤 碧『恋はだいたい利己的なもので』の名言集|1分で読める話!

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今回は、加藤 碧さんの書籍『恋はだいたい利己的なもので』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この著者さんは「ポテトピクチャーズ」というチャンネルで監督・編集をしており、常日頃から恋愛についての物語を作っている方のようです。恋愛について様々な物語を作り上げているからこそ、描ける文章なのだろうと思いました。それでは、書かれている名言を紹介していきます。

『恋はだいたい利己的なもので』の名言集

優柔不断な彼

「きつねうどんと海老天うどん、どっちがいいと思う?」こんな些細なことで悩む優柔不断な彼がバカバカしく、それでいて愛おしかった。「なにする?」「どこ行く?」「なに食べる?」尋ねる彼にいつも決めるのは私だった。そんな彼が唯一決めたこと。「別れたい」あれは質問じゃなかった。

恋はだいたい利己的なもので

些細なことは優柔不断で決められなかった彼だけど、人生においての決断ともなると「別れたい」といとも簡単に言えてしまうのだろうと思いました。これまでに色々な決断をしてこなかった人が、ある日突然「〇〇したい」などと言ってくると驚きますよね。優しい男性に多い特徴として「女性に意見を問う」があるみたいですが、この話は正にその典型的な男性の話なのかもしれないと思いました。

送ったLINEの状況

「明日の夜、電話でいい?」数分後に返ってきていた彼のLINEは、数日かかるようになった。「別れたい」数分の電話を終え、ひとしきりに泣いた私は、少し長い最後のメッセージを送った。「今まで本当にありがとう。一緒にいる時間はとても幸せでした。....」あれから丸1年。送ったLINEは、いまだ既読になっていない。

恋はだいたい利己的なもので

既読にならないまま残り続けるメッセージって何処か、悲しさを残しているように感じますよね。その相手が生きているのであれば、「ブロック」や「削除」されて見えなくなっているだけかもしれないし、その相手が亡くなっているのであれば、「一生届くことのないメッセージ」へと化すわけで、LINE1つでここまで悲しめるのは人間らしいなと思いました。自分は「相手に向けて書いた」という事実があるけれど、その言葉が届いていないのであれば「書いていない」に等しいですからね。

もう会えないのだから

「好きです」二度と同じ後悔をしないようにと告白をした。「ごめんなさい」僕の言葉を聞いた君の目は潤んでいた。「あなたの心にいるのは私じゃない。私はきっと永遠に2番目でしょ」僕は唇を噛み締め、初恋のあの子に会いに来た。石の前で姿のない君に手を合わせ祈る。「ずっと好きでした」

恋はだいたい利己的なもので

二度と同じ後悔をしないように、告白をした男性の話。しかし告白を受けた女性は、男性の本心に気付いており、「ごめんなさい」と振られる流れ。男性は振られたことを受け止め、初恋した女性の元へと行き「ずっと好きでした」と手を合わせる風景が描かれていました。1番好きな女性はもうこの世におらず、当時「好きです」と言えなかった後悔をずっと抱き続けていくのだろうと思いました。

たった1文字の違い

彼女になれる日が来るかもしれない。そんな気持ちを心の隅に抱えながら、都合のいい関係は続いた。そんなある日、彼が神妙な面持ちで言う。「結婚するか、終わりにしよう」そう聞こえた気がした。「え?なに?」彼はさっきより強い口調で言う。「結婚するから、終わりにしよう」

恋はだいたい利己的なもので

「結婚するか、終わりにしよう」と「結婚するから、終わりにしよう」という”1文字"の違い。前者の場合は、「なら結婚しよ」と言ってハッピーエンドを迎えることも可能だけれども。後者の場合は、「分かった」と言ってバッドエンドを迎えるしかないのだろうと思いました。都合のいい関係にはいずれ終わりが来るものですが、あまりにも突然すぎて現実を受け止められない場合もあるように感じました。

6文字に敗北する

「別れたい」深夜に彼から届いたLINE。1年近くも寄り添ったのに、たった4文字で終わらせようとする彼。せめて直接会って話をしたかった。そんな気持ちを通り越して湧いてきた怒りに身を任せ、私は即座に復讐をした。「私も」たった2文字の返信。こうして私たちの1年は、合わせて6文字で終止符を打った。

恋はだいたい利己的なもので

これまでの数十時間を共にした記憶があるけれど、「別れたい」という4文字で終わらせようとしてくる彼。そんな彼に復讐をしたく、「私も」と2文字で強がってしまう女性が可愛らしいと思いました。一時的な感情で「別れ」を決断し、復讐までしてしまっているけれど、こういう決断をした人ほど後から「あのとき話し合っていれば」なんて後悔をすることが多いのだろうと思いました。

さいごに

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今回は、加藤 碧さんの書籍『恋はだいたい利己的なもので』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。