
今回は、午堂 登紀雄さんの書籍『教養としてのお金の使い方』に書かれている知識を紹介していこうと思います。著者さんは『自分を受け入れる力』や『「いい人」をやめれば人生はうまくいく』などを書いている方のようです。本書を通して無駄遣いが減り、お金を使うほど人生の幸福度が上がるのだと気付ける内容となっていました。それでは、書かれている知識を紹介していきます。
『教養としてのお金の使い方』の知識

自分が違うのかも
「自分の考えが間違っているかもしれない」と立ち止まれるのは高度な知的耐性を保有している証左であり、自分の考えを疑うことができるだけでおそらく人類トップ10%に入る知性の持ち主ではないでしょうか。
教養としてのお金の使い方
毎日を過ごしていると、自分とは違う考え方の人に出会うものです。そのとき「相手が間違っているのだ」と突っぱねるのではなく、「もしかしたら自分が間違っているのかも」と立ち止まる余裕が大事なのだと思いました。「自分が1番正しい」という思い込みが破滅へと行く可能性もあるわけで、様々な考え方を尊重すべきだと思いました。そういう考え方をできるだけでも、凄いのだと思えました。
成功するためには
田舎や地方がダメということではなく、成功するためには発想の幅、ひいては人間としての幅を広げる必要があり、それには多様性という環境のなかに身を置くことが近道だ、ということです。
教養としてのお金の使い方
田舎や地方がダメなのではなく、東京という街の「多様性」を経験しておくことが何よりも大事になってくるのだろうと思いました。田舎や地方では小さなコミュニティしか築けないものですが、東京では様々なコミュニティが存在しているため、色々な考え方が身につくというメリットがあります。人として成長をしたいのであれば、人生で1度は「東京で暮らしてみる」という経験をすべきですね。
エネルギーを消耗する
小さな決断でもその数を重ねることでエネルギーを消耗し、より大きく重要な決断の精度が落ちてしまうのでしょう。つまり決断の数を徹底的に減らし、シンプルに生きること。それによって自分がやるべきことに集中することができ、目的の達成に近づくということでしょう。
教養としてのお金の使い方
毎日の中で、人は幾つもの決断をしているものです。小さいものでいえば「何の服を着るか」や「何の靴を履くか」など。大きいものでいえば「目標とは何か」や「どう自分を表現すべきか」など。人は決断をする回数が多くなるほど、的確な決断をできなくなるという特性があるように感じます。そのため、目標の達成を目指すのであれば、日々の決断の回数を減らすことが大事なのだと思いました。
上回るリターン
自営業で生涯現役なので、生涯年収と言うにはまだ途中ですが、すでに実質的な累計収入では5億円を超えています。そう考えると1冊1500円程度の書籍への投資が、平均的な社会人の生涯年収を2億円以上上回るリターンを生んでいるとするなら、これほど確実かつ有益な投資はほかにないでしょう。
教養としてのお金の使い方
著者さんは自営業のため、生涯現役とのことですが、今ですでに「累計収入5億円」を超えているとのこと。1500円程度の書籍に投資した結果がその収入と比例しているのであれば、物凄く大きなリターンを生んでいることになります。だから巷では「お金持ちは本を読む」という言葉が浸透しているのだろうと思いました。見える世界が一段階違うという意味で、読書はしておくべきだと思えました。
FIREしたとして
最大の懸念が「人間としての性能が向上しない」リスクです。これはあくまで一般論ですが、普通の会社員がFIREしたところで、その後に交流する人間関係のレイヤーは基本的に上がることはないと思います。
教養としてのお金の使い方
会社員が貯金をし、投資に回したりしてFIREをしたとして。その後の人生は「暇」と付き合わなければならないのだろうと思いました。何かしら不労所得があり、ちょびっと仕事をしながらのFIREじみた生活のほうが幸福度は上がるように感じます。会社員は「会社」の名前を利用していただけで、辞めてしまうと何者でもなくなってしまうという欠点があります。そのため、FIREをしたとしても、人間関係は今まで以上に更新されていかないのだろうと思いました。
さいごに

今回は、午堂 登紀雄さんの書籍『教養としてのお金の使い方』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。