名言

スターツ出版『ワンナイトラブストーリー』の名言集|ライト文芸!

※このサイトはAmazonアソシエイトを利用しています。

今回は、スターツ出版より刊行された書籍『ワンナイトラブストーリー』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この作品は11人による短編話がまとめられた書籍となっており、『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』の冬野 夜空さんも参加しているみたいです。短い話が幾つも書かれているため、気軽に読める書籍だと感じました。それでは、書かれている名言を紹介していきます。

『ワンナイトラブストーリー』の名言集

この関係に名前がない

「…だって、私たちの関係に…名前がついちゃう」 - "浮気相手"って。流されそうになる脳裏に、自分の恋人の顔が、真下くんの彼女の顔が、浮かんだ。「真下くんとは、よくない関係に、なりたくない…」

ワンナイトラブストーリー

隣に住んでいた男性に恋した女性の話でした。最初は自分が酔っぱらってしまい、部屋を間違えてガチャガチャしていたところからの出会い。反省をし、宅飲みをするようになった女性。そんな中、ベランダでお酒を飲んでいる隣人と話をすることになり、仲良くなっていく展開へ。お互い恋人がいるため、浮気をしてはいけないと分かっていても抑えられない思いが上手く表現されていました。まだ何もしていない頃は「隣人」の関係でしかなかったけれど、ワンナイトを経て「浮気相手」へとなってしまうことが嫌だったんだろうなと思いました。

青い月だけが、知っていた

【ワスレグサ】藪萓草の花言葉は"一夜の恋"。あの日、恋をした貴女へ。僕のいちばん好きな花を贈ります。

ワンナイトラブストーリー

作家を目指す男性に恋した女性の話でした。一夜の恋だった過去を思いながら過ごす女性が、書店で男性の書籍を見つけるという展開。物書きをしている自分にとって、物凄い理想的な出会いだと感じました。逆に女性側からすると、「自分はいつも見つけられるけど、相手は私のことを見つけられない」という悩みも抱くように感じました。活動者への恋とは、一方的へとなっていくのだろうと思いました。

もう渋谷なんて行かない

ゆうなさんは、俺じゃない、男の名前を呼んだ。彼女が俺のことをそこまで好きではないのはなんとなくわかっていたし、知っていた。彼女は、俺と酒を飲んでいても、必ずといって彼氏の名前を出した。

ワンナイトラブストーリー

女性に会うためだけに渋谷へ行っていた男性の話でした。女性は彼氏がいて、そのことは知っているけれど一緒に飲むためにわざわざ渋谷へと行く男性が「可愛らしい」と思いました。幾度となく飲みに行った帰り、いつもとは違う展開へとなり。女性の家へ招かれた男性。男女が2人、行為を致すとき、女性は彼氏の名前を呟いていて。男性は「俺のことなんて好きではないんだ」と実感していました。

あなたが好きだった

恋は、矛と盾でできている。好きと嫌いは両立するし、幸せと不幸も隣り合わせにある。愛しているのに、憎らしい。触れたいのに、逃げ出してしまいたい。好き。好きで好きでたまらない。ずっとずっと一緒にいたい。彼にとっての特別な存在になりたいと願ってる。それは嘘じゃないはずなのに。 - わたしは、わたしを決して好きにならない彼のことが好きだった。

ワンナイトラブストーリー

彼女に一途だった男性を好きな女性の話でした。これを現代風に言えば、「蛙化現象」なのだろうと思いました。自分に好意を向けていないからこそ好きで好きでたまらなかったけれど、いざ自分に好意を向けられたとき「なんか違う」と思う現象。恋愛をする上で凄く厄介な現象だなと思いました。あくまで「彼女に一途な男性」を好きなだけで、「自分のことを好きな男性」は好きではないとのこと。こういった性格を持ち合わせている人は、恋愛が中々うまく進展しないのだろうと思いました。

彼との行為

自分が先が長くないと理解していたから、相手との時間に責任を持てないと、悲しませるとわかっていたから、関係を進めなかった、彼の優しさだったんだ。

ワンナイトラブストーリー

久しぶりに会った元彼と行為をしたけれど、付き合えなかった女性の話でした。付き合えないことで落胆していた女性でしたが、その理由を知ったときに「彼の優しさ」をまた好きになってしまうのだろうと思いました。余命が定められていたため、行為をしたとしても付き合うという選択をしなかった彼。付き合ってしまえば彼女を悲しませる未来しかないと悟り、1人であの世へと行く覚悟を決めている背景が読めて悲しかったです。ただ1人で行く勇気を貰うため、彼女と行為をしたのだろうと思いました。

さいごに

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: df90f7d95addc8604648a98fced14568-1024x576.jpg

今回は、スターツ出版より刊行された書籍『ワンナイトラブストーリー』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。