
今回は、森永 康平さんの書籍『つみたて投資の教科書』に書かれている知識を紹介していこうと思います。著者さんは「証券アナリスト / 経済アナリスト / 実業家」として活躍されており、こういった話に特化した人のようです。将来のことは誰にも分からないけれど、何も行動しないよりかは投資などに触れてみること(経験)が大事なのだと思いました。それでは、書かれている知識を紹介していきます。
『つみたて投資の教科書』の知識

下落局面時のアドバイス
多くの富裕層を顧客に抱えるファイナンシャル・アドバイザーと話をする機会があったのですが、「リーマンショックのような株価の下落局面では、顧客にどのようなアドバイスをしているのか?」と尋ねたところ、彼の答えは意外なものでした。それは、「とにかく相場を見るな」。たったのこれだけ。
つみたて投資の教科書
自分の資産を預けているわけで、投資先が下落局面にあると人は「もうやめてしまおうか」と思うのだろうと感じました。そこで「やめる」という選択肢を選ぶか「続ける」という選択肢を選ぶかでこれからの投資人生も変わってくるように思いました。投資の鉄則として「継続すること」があるため、「やめる」という選択肢は選ぶべきではないのだろうと思います。機械的判断に委ねるしかないですね。
誰でも可能性はある
証券会社によっては毎月100円からの積み立てでも投資を始められるところもあります。確かに積立金額が少額の場合、始めたての頃は投資資金に利益(含み益)が乗ったとしても、わずかな金額にしかなりません。しかし利回りを確保しながら20年、30年と積み立てていけば、積立金額の倍近くまで増えていくことも十分に期待できます。
つみたて投資の教科書
証券会社によっては、100円からでも積み立てを始められるとのこと。投資は「元本が多いほうが有利」と言われていますが、何もしないよりかは100円でも積み立てていくことに意味があると感じました。投資という言葉を聞くと「怖いもの」「ギャンブル」と認識している人が多いですが、これからの時代を生き抜くうえでは必須と言えます。無知だから怖いだけで、知れば怖くなくなるのだと思いました。
特定口座か一般口座か
一般口座の場合、いずれも自分自身でやらなければなりません。これに対して特定口座は、金融機関が年間取引報告書を作成してくれます。また、「源泉徴収あり」「源泉徴収なし」を選ぶ際に、「あり」を選ぶと納税後の処理まで全て金融機関がやってくれます。
つみたて投資の教科書
証券会社で投資をしていこうと思って口座開設する人にとって、ここは凄く大事なところだろうと思いました。文面だけを見ると「特定口座が楽でいいかも」と思いますが、人によっては一般口座が合っているのだと書かれていました。収入の多さや家族構成など、自分に置き換えた上で「どっちを選んだらいいか」と悩むべきだと思いました。こういった厄介な悩みが増えるから、手を出しにくいのかも。
つみたて投資で成功する人
将来のことは誰にもわかりませんが、少なくともこの20年間だけに限って言えば、日米ともに株価指数は右肩上がりのトレンドですから、投資を続けさえいれば、成功した可能性が高かったのです。
つみたて投資の教科書
自分が「投資はまだ後ですればいいか」と思っている間に投資をしていた人は、自分と同じ額を持っていたはずなのに途轍もない差が生まれるのだと思いました。何事も後に回すのではなく、今から始めるべきなのだろうと思いました。これからのことは誰にも分からないので、「今がチャンスだから投資をしよう」みたいな勧誘はありません。したいと思ったときに行動することが大事なのだと感じました。
投資に回す資金
手取りが26万円で、消費支出が16.2万円ですから、差し引くと8.8万円が残ります。これを全てつみたて投資に充てるわけにはいかないでしょう。~ 4万円を貯金、3万円を投資、残り2.8万円は非常時のことも考えて現金で持っておく。これぐらいのバランスがちょうど無理のない配分ではないでしょうか。
つみたて投資の教科書
投資を勉強していく中で「元本が多いほうが利益も増える」ということをより深く知れます。しかし、だからと言って無理して元本を増やそうとする必要はないのだと思いました。投資とは長期間に渡りしていくものなので、無理のない程度に設定し継続していくことが肝心だと思いました。新NISAは上限1800万円ですが、すぐに上限額まで投資をしようと思わなくてもいいのだと気持ちが楽になれました。
さいごに

今回は、森永 康平さんの書籍『つみたて投資の教科書』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。