今回は、まさをの書籍『僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この作品は著者のデビュー作となっており、読者の嘘を見破ってくれるようなエッセイ集となっていました。不安や寂しさを抱いている人にお薦めの1冊です。2作目『僕は君の傷跡(永遠)になりたい』の記事もあるので、合わせて読んでくれると嬉しいです。それでは、書かれている名言を紹介していきます。
『僕は君の嘘を見破りたい』の名言集
幸せの見つかる場所
幸せというものは結局、過去の時間の中でしか見つけることができないんじゃないかと僕は考えている。でも、過去の中だとしても忘れない限り、ずっとそこにあるから別にそれは不幸なことではないとも思う。
僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい
幸せを見つけるために日々生きているわけですが、未来にある幸せよりも過去にある幸せのほうが気付きやすいのはどうしてなのだろうと思いました。結局のところ、経験したことと経験することとでは考え方も違ってきて、過去は振り返ることができるから幸せを見つけやすいのだろうと思いました。今に幸せを残したいのであれば、何事も全力で悔いのないような努力をすべきだと感じました。
言葉にしてしまえば
バレバレな嘘も、愛を示す2文字も、口頭だけの約束も、さりげない一言も、一度口から出すと、その音が消えると同時に、そこにある感情や意味まで消えてしまうんじゃないかと不安を抱くことがある。
僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい
言葉を心に抱いているうちは"感情"や"意味"を持っていても、口から出してしまうことで全てを失うのではないかという不安があるように感じました。自分が大切な人を思う気持ちや大事なものを思う気持ちを言葉にして表現してしまうことで、感情や意味が消えてしまいそうで恐ろしいのだと思いました。しかし、言わなかった過去よりも言えた過去のほうが後悔は少ないので、言葉にすべきだと思いました。
寂しさを埋めるため
君は寂しさを覚えたとき、その感情を何で埋める?ぬいぐるみ?好きな人の写真?音楽?香水?自分に合った"寂しいを埋められるもの"を見つけられるといいね。できるなら、"誰かの気配がするもの"を持つことをおすすめする。それだけで、特別な温度を持つものになるから。
僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい
"寂しい"という感情を抱いたとき、自分ならその感情を何で埋めるのだろうと考え直すことができました。人によって様々な”寂しいを埋めるもの”はあるけれど、できれば「誰かの気配がするもの」にしておくべきだと思いました。気配のないものは冷たさを帯びてますが、気配のあるものは特別な温度を帯びているから、寂しさにも勝てるのだろうと思いました。寂しさを飼い慣らしてしまいたいですね。
友達に言われたとて
どんなにひどい恋愛をしても、クズな異性を好きになっても、話を聞いてくれる友達がいてくれるのは大事なことだと思う。友達が言う、「その人、やめときな」のアドバイスはだいたい当たる。が、当人は好きだから好きでいる。友達に言われても、別れられない。そんなもんだ。
僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい
どんなにクズな人を好きになったとて、話を聞いてくれる友達がいる安心感は偉大なのだろうと思いました。誰にも話すことができなくて、1人で苦しむよりかは楽になれるのだろうと思いました。ただ、友達が「その人はやめておいたほうがいい」というアドバイスを聞くことができないのも恋愛の難点なのだろうと思いました。自分の好きを貫き通し、結果振られ、友達に慰められる。何事も経験ですね。
心が動く瞬間
「好き」がある人はそれを見ている動作で「好き」の場所がすぐわかる。どこかでスクロールを止めたり、巻き戻したりして見返そうとしているからだ。僕はその瞬間を、「心が動く瞬間」として認識している。何か惹かれてしまう魅力があって胸がグッと締め付けられる感覚。
僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい
「好き」という対象がある人は、動作を見ているだけで「何が好きか」を見抜けるものです。興味のないものはスクロールをしたり消したりするけれど、「好き」があるとスクロールを止めたり巻き戻して見返したりしています。心が惹かれてしまう魅力があって、胸が締め付けられる感覚を見つけられる能力は凄いのだろうと思いました。自分ではなく他人を見ていると、顕著に分かるかもしれないですね。
さいごに
今回は、まさをの書籍『僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。