今回は、笠間書院にゃんこ部さんの書籍『百にゃん一首』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この書籍は"短歌"と"猫の写真"で構成されており、猫を見て癒されながら短歌を詠むことができました。様々な猫が様々な人に愛されていることを、この作品を通して感じることができました。猫好きにとってはお薦めの1冊だと思いました。それでは、書かれている名言を紹介していきます。
『百にゃん一首』の名言集
子猫の儚さ
手のひらに おさまる子猫の 儚さに 命の重さと 愛しさ募る
百にゃん一首
動物のいない毎日を送っていると「人の命」を考えがちですが、子猫のように「小さな命」もあるのだと気付くことができました。命の大きさに限らず、全てが生きているのだと思うと、愛しさが募っていくように感じました。ペットを飼って一緒に暮らしていく家庭もありますが、容易に「ペットを飼う」という選択をすべきではないと思いました。余裕が出てから命を授かるべきだと感じました。
めす猫のあざとさ
あざとさで 夫におねだり めす猫に 女の生きざま 見せられたようで
百にゃん一首
あざとさ満開で、夫におねだりするめす猫は可愛らしいだろうと思いました。勿論、奥さんのことも愛しているとは思いますが、めす猫の可愛らしさにやられてしまう可能性も無くはないと感じました。奥さんにとって、自分が出すことのできない「あざとさ」をめす猫が出していて、「女の生きざまを見せられたよう」と表現しているところはクスッと笑えました。猫の愛嬌に人は勝てないのかも。
雨の日だとて
雨の日も 猫が待ってる それだけで 心の中は いつも晴れなり
百にゃん一首
どんな天気であろうとも、どんな感情であろうとも、「家で猫が待ってくれている」という安心感が、自分の明るさに繋がるのだろうと思いました。家のドア前までは下を向いて歩くような日でも、ドアを開けて待ってくれている猫を見たら「ただいまぁ」と笑顔になれるものです。どうしてなのでしょう、猫がいるだけで救われているように感じるのは。猫を飼うことで、幸福度が増すように感じました。
猫が羨ましい
ごろごろと 食っちゃ寝放題 うちの子が ああうらやましい うらやましい
百にゃん一首
人間から見た「猫」とは、食っちゃ寝放題なのかもしれません。しかし、「猫」の世界ではそういった考えではないのかもしれません。激しい縄張り争奪戦があったり、餌を探し求めていたりと。飼い猫に関しては、餌を与えてくれる主がいて、凄く安全な家があるから食っちゃ寝放題なのかもしれないですね。仕事をしなくても食住が備わっている環境で過ごせるのは、極楽だろうなと思いました。
猫の愛嬌
肥満です 先生に言われ ダイエット エサくれ攻撃 無視もつらいよ
百にゃん一首
餌を与えすぎて、肥満体になってしまった飼い猫の話。先生に「ダイエットしましょう」と言われ、餌を貰える頻度が減った猫が見せる「エサくれ攻撃」を無視する辛さは凄いんだろうなと思いました。猫が見せる「あざとさ」にやられてしまい、結果的に餌を与えて飼い主が先生に怒られるという未来図まで見える話だと感じました。求められているものを無視するのは、自分は無理だなと思いました。
さいごに
今回は、笠間書院にゃんこ部さんの書籍『百にゃん一首』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。