今回は、木下 勝寿さんの書籍『悩まない人の考え方』に書かれている知識を紹介していこうと思います。この書籍は、著者累計34万部最新刊で、たちまち大重版しているようです。"悩む時間が劇減するコツ"がずらずらと書かれており、「こんなことで悩むのは勿体ないな」と思わせられました。"この一冊で一生分の悩みが9割消える"ようです。それでは、書かれている知識を紹介していきます。
『悩まない人の考え方』の知識
人が悩み続ける理由
不快な出来事が起こったとき、つい「外部・出来事・事実」のほうを手直ししようとしてしまうからである。しかし、これらを変えるにはかなりのエネルギーが必要になるし、多くの場合は至難の業 (というか不可能) だ。だから人は延々と悩み続けることになる。
悩まない人の考え方
身近で"不快な出来事"が起こったとき、人は「外部・出来事・事実」を手直ししてしまおうとするみたいです。しかしそれだと、相当なエネルギーが必要となって、それに解決しないことが大半の出来事だからこそ悩んでしまうのだろうと思いました。"これだけ時間を費やしたんだから解決してよ"というような、人間の心理も関わってきているように感じました。手直しすべき点を見直すべきですね。
知識や経験があれば...
「知識・経験さえあれば、できることが増える」という思い込みを捨てることだ。この考え方がクセになっていると、「できない」の言い訳が無限に生み出せてしまう。
悩まない人の考え方
書籍を読み知識を深め、色々と挑戦し経験を増やしていくことで「できることが増える」というのは幻想だと思うべきですね。こういった考え方が染み付いてくると、成長の妨げになってしまうのだろうと思いました。「これはあの経験に基づいて、無理だと思う」とか「これはあの書籍に書かれていたけど無理らしいよ」とか、できない言い訳を無限に生み出せてしまっては本末転倒ですよね。
諦めと切り替え
「あきらめが早い」と「切り替えが早い」とのあいだには、圧倒的な差がある。本当に「悩まない人」の思考アルゴリズムは、実現困難な仕事にぶつかったとき、目標達成を断念しない。すぐにいまのやり方を捨て、次の方法を模索することが当たり前になっているのである。
悩まない人の考え方
「あきらめ」と「切り替え」は同じような解釈をされがちですが、圧倒的な差があるのだと気付かされました。「あきらめ」とはAの目的自体をやめてしまうこと。「切り替え」とはAの目的を達成するためにaという挑戦をしていたけれど、bで試してみようという流れ。目的自体が残っているという点で、「あきらめ」と「切り替え」には全く違った意味が込められているのだと思いました。
他者との衝突時
「悩まない人」は他者と衝突したとき、ひとまず相手側の観点から物事を見直そうとする。そのような行動を取るに至った事情を理解しようとする。それによって、"見落としていたが、自分が間違っている""共感はできないが、相手がそう思うのも無理はない""どちらが正しくて、どちらが間違っているというわけではない"という結論に落ち着き、悩むことを回避しているのである。
悩まない人の考え方
「悩まない人」が他者と衝突したときの思考を学ぶことができました。まずは相手側の視点を考えて、見直せる部分はないか考えるとのこと。相手視点で見直しをすることで、「自分が間違っていた」「相手が思う部分もあって仕方がない」「どちらが正しいとかではない」という結論になる可能性もあるのだと思いました。ずっと自分視点で物事を見続けるのではなく、達観して、自分ではない人の視点まで考えることができれば「悩まない人」として生きられるように感じました。
松田 公太さんの言葉
このとき、タリーズが失敗したらという最悪のケースも想定して、借金返済のシミュレーションも組んでみた。コンビニの時給は850円、1日15時間、週1日の休みで働いたとして月33 ~ 34万円。妻の収入からも少し回せば、月々40万円は返していける - 。最悪な状況が見えれば、「ああ、こんなものか」と怖さもなくなってきた。
悩まない人の考え方
タリーズコーヒージャパン創業者"松田 公太"さんの言葉が引用されていました。大きな借金をしたとき、しっかりと返済シミュレーションをすることができれば「対して大きな額ではない」と思えるのだと感じました。一気にドンと返そうと思ったら大きな額になってしまいますが、月々の返済として考え直すことで「意外と無理ではない」と思えました。無理なことはない、と思えました。
さいごに
今回は、木下 勝寿さんの書籍『悩まない人の考え方』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。