名言

北川 悦吏子『恋をしていた。』の名言集|ロングバケーション脚本

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今回は、北川 悦吏子さんの書籍『恋をしていた。』に書かれている名言を紹介していこうと思います。著者さんは『ロングバケーション』や『ビューティフルライフ』など、世間的に影響を与えた作品の脚本を担当されていた方です。恋愛ドラマに関しては必要不可欠な存在なのだろう、と想像できます。そんな著者さんの紡いだ恋の詩に書かれている、名言を紹介していきます。

『恋をしていた。』の名言集

恋でも愛でもなく

恋でも愛でもなく、私、あなたと会うと左の胸の奥の方が痛くなるのよ。あなたには、これまでの懐かしさと これからの憧れがつまっているから。

恋をしていた。

恋でも愛でもない感情を、「左の胸の奥の方が痛くなる」と表現できるところが凄いと感じました。素直に表現すると「心臓がドクンと痛くなる」となるところを、こうして一捻りして書かれていたので新たな発見のある言葉でした。「懐かしさと憧れがつまっている」とも書かれていましたが、懐かしいものを見たときの苦しさと、憧れに対する嫉妬が混ざっているのかなと勝手に思いました。

雨が降ったら

今度雨が降ったら、雨の日のデートをしましょう。考えてみたら、雨の日のデートを思い出せません。きっと、したことがないから。雨が降ったら、午後、4時半にいつものところで、待っています。そうして、雨の夕方をあなたと過ごすのです。

恋をしていた。

雨の日は家から出たくなくて、デートの予定を組むことが中々ないのかもしれません。また、家で一緒に過ごすことが多いのではないかと思います。だからこそ、雨の日のデートをすることで"思い出"を作ろうとしているのだと思いました。あまりない経験だからこそ、その一瞬を大事にできるような気がしました。午後4時半、あなたはいつものところに来てくれるのか楽しみです。

会いたくなる

私、傷つくとあなたに会いたくなる。例えば、こんな風にあなたが傷ついた時は、どんな風なのかと思う。でも、面と向かって、それを聞くことはない。笑ってるあなたの中に、全部入っている。悲しみも、傷ついたことも。それを、超えたあなたが、笑っている。私、あなたが好きだなぁ…。

恋をしていた。

傷つくたび、会いたくなる人がいる。それがあなただった。自分が傷つくような体験をしたときに、ふと、あの人ならどういう風に思うのだろうと考えたりする。聞くことはないけれど、あなたの中にはそれらが入っていて。そういった傷なんかを乗り越えたからこそ出てくる笑顔を見て、"あなたのことが好きだな"と改めて思っているのかなと感じました。乗り越えた先の笑顔は、魅力がありますよね。

恋の始まり

いつも、いつも、思う。この電話を切ったら、もう、あなたとの電話はつながらなくなってしまうんではないかと。もう二度とあなたへつながる道は 絶たれたんではないかと。それが、そんな思いが、恋の始まりだった。

恋をしていた。

電話というツールから、別れが香ってしまうのはどうしてなのでしょう。電話を切ってしまったとて、また話せる可能性はあるのに、「もう次がないのかもしれない」と思うのは。人は急に、感情が変わる生き物だからこそ、そういった不安が付き纏うのかと思いました。しかし、そういった不安を抱いてしまうからこそ、その相手のことを好きなんだと気付けるような気がしました。

忘れないでね

あなたのいないところで、がんばってます。ときどき、あなたを思ってがんばってます。染みみたいに、どうしても取れない、染みみたいに、あなたも私のことを忘れないで下さい。

恋をしていた。

あなたのいないところで頑張っているし、たまにあなたのことを思い出して泣くし、笑う。染みとして残されているものがあって、取ろうとしても取れないからこそ、一緒に生きていくしかないのだと思いました。私はこれほどまでにあなたのことを思っているから、あなたも私のことを忘れないでほしいと願っているように見えました。人は離れてしまえば、興味なんて薄れるのにね。

さいごに

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今回は、北川 悦吏子さんの書籍『恋をしていた。』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。