今回は、まさをの書籍『君を忘る.5』に書かれている名言を紹介していこうと思います。これは5となっており、前作に関しての記事もあるので合わせて見てみてください。恋愛や人間関係、感傷的になっている時間帯に読むことで新たな表現を学ぶことができる1冊です。まさをは他に著書があり、詳しくはこちらを参照してください。それでは、書かれている名言を紹介していきます。
『君を忘る.5』の名言集
映画を観終えた
「あなたは、私という映画を観終えてしまったのかしら。私はまだ、あなたという映画を観終えていないのに」
君を忘る.5
人が付き合うことを映画として表現した言葉です。私はまだあなたのことを好きで"映画が終わりそうにない"のに、あなたは私に愛想尽きて"映画が終わってしまった"という風に例えました。誰しもが1本の映画を作れるほどの人生なわけであって、それをお互いが見せ合うような期間が付き合っている時期になるのだと思います。映画を観終えたくない、と思える恋がしたいですね。
空で待っているので
「彼が空で待っているので、そろそろ会いに行きます。では」と言って、飛び降りた女性。
君を忘る.5
これは、あるドラマを観ていて思いついた言葉です。「彼が空で待っている」から死んで会いに行こうと思っている女性ですが、向かう先は真下にある地獄。結局、2人は出会えることのない関係へとなっていったのだと思うと寂しいですよね。大事な人が先に旅立ってしまい、あまりの寂しさに後を追いたくなる気持ちも分かりますが、行き着く先が違うことは理解すべきですよね。
溶けきれないまま
雪みたいに溶けてしまうものなのに、欲しかった言葉を言われたときだけ溶けきれないまま残っていることがある。
君を忘る.5
毎日を生きていると気付けないものですが、「言葉」が必ず生活の中に溶け込んでいます。今、この記事を読んでいる場合は「文字」ですが、あなたが誰かと話すときは「言葉」になります。しかし殆どの言葉は、雪のように溶けてしまい、無かったかのように思われます。そんな中で、核心的な言葉を言われたときだけ残る思いを表現してみました。忘れられない言葉には、何かしら意味がありますからね。
好きな人のこと
「好きな人が、好きなことについて 好きなままに話してくれているときの顔と声と姿の全てが私にとっては好き」
君を忘る.5
好きな人は何をしていても愛くるしいものですが、特に「好きなことについて、楽しそうに話している様」を見ていると"幸せだな"と感じることができます。何なんでしょうね、好きな人が好きなことについて話すときの笑顔にやられてしまうのは。話したい、と思えるほどに何かを好きになった経験がないからこそ、そういう風に楽しそうに話している様子を見ていると自分も楽しくなれるのかな、と思いました。
戻れないからさ
「読書をすることで、読む前に戻れないように、映画を観ることで、観る前に戻れないように、恋してしまうことで、恋していない頃には戻れないんだよ」
君を忘る.5
何事も、始めてしまった時点で"始めていない頃"には戻れないのだと思って書きました。始めたことで分かることもありますが、逆に知らなくてもよかったことまで知ってしまうことがあります。知りたくなかった、と思う頃にはもう全て知っているわけで。恋してしまうことで、その人のことがいつまでも特別に見える感覚も似ているような雰囲気がありますよね。
愛感じていた
「話すとき、スマホから目を逸らして、私と目を合わせてくれるところに愛を感じていた」
君を忘る.5
スマートフォンという媒体が現れてから、人と目を合わせて話す機会が減ったんじゃないかと思い書いていました。友達とカフェに行ったとき、スマホでパンケーキの写真を撮りながら話す。インスタにアップするタイミングで話す。アップした写真に"いいね"が付いていないか確認しながら話す。目を見て話すことの大事さに気付いてもらいたくて、こうして言葉として表現してみました。
さいごに
今回は、まさをの書籍『君を忘る.5』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。前作に関しての記事もあるので、合わせて見てみてください。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。