今回は、スティーヴン キングさんの書籍『書くことについて』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この著者さんはアメリカで"ホラーの帝王"と称されているらしく、代表的な作品でいえば『IT / イット』『シャイニング』などがあります。詳しい作品情報などは、こちらを参照してみてください。それでは書籍に書かれている名言を紹介していきます。
『書くことについて』の名言集
いいアイデアとは
いいアイデアは文字どおり、どこからともなく湧いてくる。われわれがしなければならないのは、そういったものを見つけ出すことではない。そういったものがふと目の前に現れたときに、それに気付くことである。
書くことについて
いいアイデアを見つけ出そうとしても無駄で、そういったものは突然湧いてくるとのこと。そしてそのアイデアが湧いたとき、自分がしなければならないことは「気付くこと」と書かれており、気付けない人生もあるんだろうなと思いました。気付く人と気付かない人、この2者の間にはとてつもない差が生まれるように感じました。いいアイデアをモノにできるかどうか、その人次第なんですかね。
ものを書くとは
ものを書くことは、読む者の人生を豊かにし、同時に書く者の人生も豊かにする。
書くことについて
物書きは「読者の人生を豊か」にすると同時に「筆者の人生も豊か」にしてくれるとのこと。自分は実際に筆者として活動していますが、読者からの「あの本よかったです」という意見を耳にしたとき「幸せだな」と思いました。たった一つの本だけれども、一生語り継がれるようなものとなってくれれば、豊かさの次元も変わるのかなと思いました。これだから物書きとしての活動は、やめられないのかもしれないですね。
退屈を削るだけで
退屈なところを削るだけでいい。テンポをよくするには、刈り込まなくてはならない。
書くことについて
文章を書く上で「テンポ」を気にするものです。ここでは「削るだけでいい」と書かれており、これに関しては自分も同意でした。最初の段階で書きたいことを書きたいままに書いて、それから読むうえでどこが不必要かを見定めていくのかなと思います。結果的に読者が「この本、読みやすくていいな」と思ってくれることと「内容が入ってきやすくていい」と思ってもらえることに意味があると感じました。
手直しをするとき
何かを書くときには、自分にストーリーを語って聞かせればいい。手直しするときにいちばん大事なのは、余計な言葉をすべて削ることだ。
書くことについて
何かを書くのであればまずは、自分自身が納得するストーリーでなければならない。なので、書く上で自分に聞かせてみるという選択もあるのだと思いました。ここでは「手直しするときにいちばん大事なのは、余計な言葉をすべて削ることだ」と書かれており、この中でも自分は「すべて削る」というところに職人気質なものを感じました。すべて削ることに意味があるのだと学ぶこともできました。
アウトインプット
量に関しては多く読むことが助けになり、質に関しては多く書くことが助けになる。
書くことについて
多く読むことで多大な情報量をインプットし、多く書くことで得た情報をアウトプットしていくのだと思いました。自分は「人間は限られた情報を持つことしかできない」と思っているので、こうしたアウトインプットが大事なのだろうと感じました。後から見て「自分ってこんなもの書いたかしら」と思ったとしても、自分がしたアウトプットならばそれは正攻法なのだと思いました。
さいごに
今回は、スティーヴン キングさんの書籍『書くことについて』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。