知識

飯田真弓『税務署はやっぱり見ている。』で得た知見|必読の1冊!

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今回は、飯田 真弓さんの書籍『税務署はやっぱり見ている。』に書かれている知識を紹介していこうと思います。この書籍は26年間"国税調査官"の税理士が経験したもので、リアルな話だと見て取れます。想像だけではなく、実際にこういう話があると理解するためには読む必要があります。税務署の生々しい話もありました。それでは、書籍に書かれている知識を紹介していきます。

『税務署はやっぱり見ている。』の知識

今や高名な作家

今では高名な作家さんが、デビューしたての頃に納税相談にいらして、職業を聞かれ、「作家です」とお答えになったところ、税務署の職員が聞き間違いをして、「サッカー選手ですか、それは大変ですね」とコントのようなやりとりがあった。

税務署はやっぱり見ている。

ここの話を見て、税務署もたまには聞き間違いをするんだなと思いました。自分のイメージ的に「税務署は失敗を許さない」と思っていたので、こうした人のミスは少なからず起こることに同感しました。ただ、数字に関してはきっちりとしているんだろうなと思うので、そこのメリハリが威厳に繋がっているように感じました。自分も作家として活動しているので、こういう話は面白いと思いました。

コロナ禍で好調な会社

数年の間は、コロナで業績がアップしたという企業は税務調査に選ばれる確率が高くなると考えてよいでしょう。 ~ むしろ、三年くらい経ってから調査に来ると思ったほうがよいと思います。

税務署はやっぱり見ている。

コロナが流行しだしてから、オフラインのビジネスは売り上げが下がったんじゃないかなと思います。しかしオンラインで完結するビジネスは、コロナに関する妨げ関係なく営業できるので、この際にがっぽり儲けている人もいるのだろうと思いました。税務署はここに目をつけているみたいです。しかも、儲けた年に来るのではなく、3年経ってから来ると思ったほうがいいらしく、気は抜けそうにないですね。

燃えさせる言葉

「そんな何年も前の話、覚えてるわけないだろ!」「全部顧問税理士と経理担当者に任せてるんだ!」「勝手に調べてくれ!」

税務署はやっぱり見ている。

税務調査員を燃えさせる言葉3選として、「そんな何年も前の話、覚えてるわけないだろ!」「全部顧問税理士と経理担当者に任せてるんだ!」「勝手に調べてくれ!」が書かれていました。1つ目に関しては、「しっかりとメモに残しておく」ことで対処可能。2つ目に関しては、「自分の売り上げだから管理しておく」ことが大事。3つ目に関しては、「投げやり感が相手に嫌われる」のだろうと思いました。

マルサとは

マルサは令状を持って強制調査を行い、刑事事件として立件することが仕事で、最終目的はその経営者を脱税犯として逮捕すること。

税務署はやっぱり見ている。

マルサという言葉自体は知っていましたが、意味は知らなかったので学びになりました。ここでは「刑事事件として立件することが仕事で、最終目的はその経営者を脱税犯として逮捕すること」と書かれており、最終的に「逮捕」が決まっているのが恐ろしいところだと感じました。まだちゃんと納税する意思があれば許してもらえないものか、と思いますが許してくれるわけがありませんよね。

任意調査の目的

税務署が行う任意調査の目的は、一滴残らず税金を搾り取ることではなく、適正・公平な課税の実現にあるのです。

税務署はやっぱり見ている。

自分は以前まで、税務署とは「一滴残らず税金を搾り取るところ」と思っていましたが、この書籍を読むことで「適正・公平な課税」だと思うことができました。納税をすること自体は日本にいる以上義務なので、逃れようとするほうが悪いですからね。一人一人がしっかりすることで、いずれ豊かな国になるんだろうと思いました。

さいごに

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今回は、飯田 真弓さんの書籍『税務署はやっぱり見ている。』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。