今回は、中谷 彰宏さんの書籍『なぜあの人は「美意識」があるのか。 センスを身につける51の工夫』に書かれている知識を紹介していこうと思います。著者さんは累計900冊以上の書籍を書かれている作家で、俳優として活躍もされているみたいです。YouTubeでも配信をされており、精力的な姿勢が見て取れます。それでは、書籍に書かれている知識を紹介していきます。
『なぜあの人は「美意識」があるのか』の知見
イヤホンをしてしまうと
イヤホンをしていると、本来出会えたはずの静寂の美に出会えなくなります。静寂の中で、初めて見えてくる景色、聞こえてくる音があるのです。
なぜあの人は「美意識」があるのか
登校や出社時、下校や帰宅時にイヤホンをつけて寂しさや暇を潰そうとしていると、美が遠のいてしまうとのこと。イヤホンをしていることで、本来出会えるはずだったものに出会えなくなってしまうのは勿体ないと感じました。森の中にある一本道なんかは怖いイメージがありますが、そういうときにイヤホンをしないで自然の音を聴いてみると何か思い浮かぶことがあるかもしれないですね。
社長室に入ったら
社長室に入ったら、するべきことは2つ。壁には必ず絵があるから、その絵を見ろ。もう1つは、お茶を出されるから、その器を見ろ。
なぜあの人は「美意識」があるのか
自分の会社を代表する社長がどのような人柄なのか確認するためにも、見るべき点があると感じました。社長は目利きがいいか確認するために、絵を選ぶセンスだったり器を選ぶセンスが試されているように思えました。そもそもの話として、絵や器がない社長だっているので、そういった場合はどこを見ればいいのか分かりませんでした。ただ、話しているときの表情なんかは重要だと思いました。
どういう部分が美か
長所だけが美ではありません。むしろ欠点に美を見い出すのが美意識です。欠点があってもむしろそこがいいよねということです。
なぜあの人は「美意識」があるのか
長所は云わば、美よりも可愛らしいものだと思いました。そして欠点こそ美が隠されていて、それを見つけることで「欠点あるんだね、意外。でもそういうところがいい」と思えるのだと感じました。日本人は欠点を隠し、長所を見せようと思う人が多いので、せめても私は欠点をも曝け出せるような人でありたいと思いました。そして人の欠点も愛せられる人でいたいと感じました。
あのゴジラをも
部分から全体を想像する。ゴジラも、まずしっぽを見て、足跡を見て、壊された屋根を見ることで、大きさを感じるのです。
なぜあの人は「美意識」があるのか
「確かに」と思ったのですが、大きさを演出するためにはまず、実物を映すよりも実物によって害されたものを映すことで大きさを想像させるのだろうと思いました。ここではゴジラが例に挙げられており、しっぽの長さと周りの建物の大きさ、足跡と人間、壊された屋根と大きな爪痕。数々の大きな傷跡を残しておくことで「でかいのが来るぞ」と思わせることができるのだろうと思いました。
余白こそ美だと
美意識のある人は、余白に美を感じます。余白は何も書いていない場所ではありません。何かを削った場所です。
なぜあの人は「美意識」があるのか
自分は「何も書いていない場所」に美を感じてしまうので、まだ美意識はないと言える気がしました。本当の美意識がある人というのは、元あったものを削った場所に美を感じるようです。もしかすると、以前まで使われていた病院が壊された後の跡地を見て美を感じるのは美意識なのでしょうか。元あったものが無くなった今、悲しさを帯びているけれど美を感じる。そういった感性があるように思えました。
さいごに
今回は、中谷 彰宏さんの書籍『なぜあの人は「美意識」があるのか。 センスを身につける51の工夫』に書かれている知識を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”知識”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。