今回は、田村 由美さんのコミック『ミステリと言う勿れ』に書かれている名言を紹介していこうと思います。主人公である久能 整くんは、カレーが大好きで超物知りとのこと。実写ドラマ化や映画化もされており、観る人を感動させる内容もあるようです。下記で名言を紹介していきます。
『ミステリと言う勿れ』の名言集
あやふやなもの
AにはAの真実がすべてで、BにはBの真実がすべてだ。だからね青砥さん、真実は一つじゃない。2つや3つでもない。真実は人の数だけあるんですよ。でも事実は一つです。起こったことは。この場合はAとBがぶつかってBがケガしたということです。警察が調べるのはそこです。人の真実なんかじゃない。真実とかいうあやふやなものにとらわれるから冤罪事件とか起こすのでは。
ミステリと言う勿れ
このセリフをぜひ、名探偵コナンくんに言ってほしいです。「真実はいつもひとつ」というセリフは今や定番ですが、真実は人の数だけあるのでひとつではないと久能くんは言っています。人それぞれの正解があるわけであって、そんなあやふやなものばかりに焦点を置いてしまうと冤罪事件になってしまったりするのでしょう。警察が調べるべきところは真実よりも、事象について調べるべきですね。
殺人をしてはいけない
今は殺しちゃいけないってことに、まあなってますけど、一たび戦時下となればいきなりOKになるんですよ。それどころかたくさん殺したほうが褒められるって状況になる。そんな二枚舌で語られるような適当な話なんですよ。実際今も殺しまくってる場所は世界中にある。自国では殺しちゃダメでも、他人の国には空爆OKの人たちもいる。僕はそういう人たちは子供になんて説明してるんだろうと興味があります。
ミステリと言う勿れ
日本という国で銃を使ったり爆破物を使用すると当然逮捕されますが、海外では使っている国がいくつもある。それに、海外では殺しまくっているのが現状であるとのこと。いつか戦争になってしまえば、日本で定められている法律も崩れるのは明白ですが、今も銃を使っている子供がいる国ではどのような教育をしているのか自分も気になりました。先月、『ゴジラ -1.0』という映画を観たのですが、特攻兵などもいたので、戦争というものがあるだけで今の平和も崩れるのかなと思うと恐怖を感じました。
女の○○について
“女の幸せ”とかにもだまされちゃダメです。それを言い出したのは多分おじさんだと思うから。女の人から出た言葉じゃきっとない。だから真に受けちゃダメです。女性をある型にはめるために編み出された呪文です。だって”男の幸せ”って言い方はあまりされないでしょ。片方だけあるのはやはりおかしいんですよ。ただのおじさんの意見や感想が自然の摂理や事実みたいに言われてしまっているんです。
ミステリと言う勿れ
"女の幸せ"という言葉を言い出したのは、おじさんだと思っている久能くん。でも確かに、"男の幸せ"という言葉がないことから考えるに、おじさんが作り上げたものな気もします。だから容易に、そのような言葉を使うのはやめておこうと思えました。自分の言葉がいつ、異性を苦しめるのか分からないと思うと、一言一句気を付けようと思えました。
下手だと思ったとき
それ、僕いつも思うんですけど、自分が下手だってわかる時って、目が肥えてきた時なんですよ。本当に下手な時って下手なのもわからない。ゆがんでたり、間違ってたり、はみ出してても気がつかない。それに気づくのは上達してきたからなんです。だから、下手だと思った時こそ伸び時です。
ミステリと言う勿れ
自分はこの言葉に、何度も救われてきました。自分は物書きなので色々な文章を読んだり書いたりするのですが、自分が過去に書いた文があまりにも下手すぎないかと思ったことがあります。そのときは”自分って才能ないんだな”と思っていましたが、この言葉を見て”目が肥えてきただけ”だということに気付けました。もし、あなたが”この人なんで下手なんだろう”と思ったのであればそれは、あなたにとっての才能であって、伸びしろがあるということなのでしょう。
引きこもりについて
引きこもり自体が問題なんじゃなくて、社会と断絶することが問題なんだと思います。引きこもったままできる仕事がある。どんな状態にいても働く方法がある。だったらいいのにと思う。無理矢理引きずり出して外で働けじゃなくて、その人に合った働き方ができる。その多様性がほしいです。
ミステリと言う勿れ
今や多様性の社会ですが、未だに就職をして出勤するのが当たり前だと思う人がいるみたいです。生憎、自分は家に引きこもってする仕事なのでこの多様性に助けられていますが、多様性を理解せずに無理やり外に引きずり出されて出勤や登校をするのは嫌だろうなと思いました。自分にできることとして、著書に”多様性がいかに大事か”を書いていこうと思えました。
さいごに
今回は、田村 由美さんのコミック『ミステリと言う勿れ』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。コミック本として読む面白さと、映画やドラマのように映像で観る面白さは違うので、ぜひ両方で見てみたいなと思いました。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。