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太宰治『人間失格』の名言集|累計発行部数670万部のベストセラー

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今回は、太宰 治さんの代表作である『人間失格』に書かれている名言を紹介していこうと思います。Amazonの商品情報の欄には「太宰 治、捨て身の問題作。」と書かれており、それほど太宰 治という人物を広めた一作であるということでもあるようです。映画化やテレビアニメ・ラジオドラマなど幅広く語り継がれる名著です。下記で名言を紹介していきます。

『人間失格』の名言集

恥の多い生涯

恥の多い生涯を送って来ました。 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。

人間失格

第一の手記である文頭にこの言葉が書かれていました。題名が『人間失格』ということもあり、より一層この言葉がどういう意味を語っているのか考えようがあると感じました。「恥の多い生涯」とはどのようなものなのでしょうか。太宰さん自身、「人間の生活」というものが見当つかないと書いていますが、ここでは”人間の当たり前な生活”ということのように感じました。幼少期から裕福な家庭に生まれたらしいのですが、その裏では色々と苦労をされていたみたいです。経験を言葉に書くというのは、やはり精神を削るものがあるのかなと思いました。

相手を分からないまま

ああ、人間は、お互い何も相手をわからない、まるっきり間違って見ていながら、無二の親友のつもりでいて、一生、それに気附かず、相手が死ねば、泣いて弔詞なんかを読んでいるのではないでしょうか。

人間失格

結局、人間はお互いの素を知りえないまま”親友”と思い、一生気附かずに生きていくということらしいです。なんだか寂しいですよね。親友だと思い接していたのに、この言葉を見てしまうと”え、そうなのかな”と思ってしまったりしました。「相手が死ねば」と書くあたり、言葉遣いが真っすぐなのかなと感じました。真っすぐに思いを言葉にするところが、太宰さんの良いところなのでしょう。

優しい心

自分は、自分を生れた時からの日蔭者のような気がしていて、世間から、あれは日蔭者だと指差されている程のひとと逢うと、自分は、必ず、優しい心になるのです。そうして、その自分の「優しい心」は、自身でうっとりするくらい優しい心でした。

人間失格

自分と同じような類の人に会うと、必ず優しい心になれるとのこと。しかも、「その自分の「優しい心」は、自身でうっとりするくらい優しい心でした」と書いており、自惚れるほどの優しさとはどういった愛情表現をするのか気になるくらいでした。この言葉は、現代でも語り継がれているのかなと思いました。何故かというと、同じ類の人に対しては親近感が湧いて優しくなれるからです。太宰さんが生きている頃から今もなお、変わらない人間ということなのでしょう。

女性という生き物

女性というものは、休んでからの事と、朝、起きてからの事との間に、一つの、塵ちりほどの、つながりをも持たせず、完全の忘却の如く、見事に二つの世界を切断させて生きている。

人間失格

解釈が間違っていたら申し訳ないですが、「女性は休みと家事の間につながりがなく、二つの世界へと切断している」という風に自分は感じました。休みは休み、家事は家事という風に割り切り、するしないを選択するのかなと思いました。しかしこれに関しては、現代では当たり前なように感じますが、当時はこのことも当たり前ではなかったのでしょうか。時代も変わりゆくのですね。

実生活という恐怖

世の中の人間の「実生活」というものを恐怖しながら、毎夜の不眠の地獄で呻(うめ)いているよりは、いっそ牢屋のほうが、楽かも知れない

人間失格

この言葉は”確かに”と頷いてしまう力がありました。毎日毎日生きて、明日・来週・来年に希望もないまま毎夜の不眠が続くというのは地獄に近いように感じました。なら牢獄に入り、最低限の食事と決められた仕事をする。そのほうが楽なんじゃないか、とのこと。最近でいえば、高齢者の再逮捕が例に挙げられると思います。世間で暮らすには辛いから、誰かの監視がある牢獄のほうがいいんじゃないかと思うこと。生きづらい世の中にとって、牢獄を天国と思うのも一種の手段なのかなと思いました。

さいごに

今回は、太宰 治さんの書籍『人間失格』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。日本を代表する小説家であり、自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも作品を次々と発表した方の紡ぐ言葉は寂しさを帯びているように感じました。女性からモテていたようで、素直に羨ましいなと思いました。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。

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